日々の寝言~Daily Nonsense~

日本学術会議の不任命問題

日本学術会議の会員の任命で、
推薦された 105人のうち 6名が
任命されなかった、という件。

いろいろな意見が依然として
飛び交っているので、
ちょっと何か、感想を
書いておいてみたくなった。

まず、左翼 vs 右翼、や、
そもそも学術会議の意義は、みたいな話は、
今回の不任命問題とは一応独立だと思うので、
そっちに議論を持ってゆくのは、
論点ずらしだと思う。

不任命問題については、素人の感想として、
任命しないことが違法とは言えないように思うが、
特に気になっているのは、

1)解釈変更も認めないというのはどうなのだろう?
2)任命されなかった 6名を首相が見ていない
 というのはどうなのだろう?

という点。

まず1)は、明らかに解釈変更だと思うので、
さすがにそれは認めて欲しいものだ。
悪いことしていないのなら、堂々と解釈変更した
と言えばいいのではないか?

2)については、首相が全部チェックするわけではない、
部下がするのは当然、という意見(たとえば橋下さん)もあって、
もちろん、忙しい首相が 105人全員を詳しく見ることは
ありえないと思うが、それでも、
慣例と違うことをするのであれば、
部下が首相の決裁をもらうときに、
「今回は、この6名は任命しません」と報告して、
理由なども簡単に説明するのが
普通だと思うけど。

それをしなかったとすると、
常識的に考えて、決裁の手続に
瑕疵があると思う。

また、こういうやり方が、忖度を増やして、
側近以外が何を言っても無駄、という感じになると
組織として腐敗する、というのも、
そうだろうなぁと思う。
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