内閣の顧客は官僚である

ＮＨＫの「もしドラ」アニメの
紹介版をやっている。

その中で、山崎製パンの社長が、
工場の顧客は消費者だが、
本社企画部の第一の顧客は工場長だ、
と言っていた。

本社企画部が直接消費者の声を第一として聴くと、
工場のことを考えない指示を出してしまう、と。

たしかに・・・

なんだか、今の政府の姿を連想した。

内閣の第一の顧客は官僚だ。

政治主導と言うなら、
まずはこのことの意味を
よく考えるべきだろう。

政治家が直接国民と向き合って
思いつきの約束をした結果、
現場が混乱して疲弊する、
現場の判断を歪める、
ということが最近多すぎると思う。

さらに悪いのは、国民と向き合うのではなく、
自分が勝手に作った思い込みの国民のイメージに
基づいて判断をしているような人も多いことだ。

ずっとよくわからなかった
営利組織と非営利組織の違いも
明確に語られていて、面白い。

やはり、ドラッカーはいつか読まないと・・・