日々の寝言~Daily Nonsense~

やらない善よりやる偽善?

著名人の支援活動などに対して、
売名行為、偽善、というような批判があり、
それに対して、
「売名だとか偽善者だとか言う人いるけど、
批判ばかりして何もしない人より、
行動できる偽善者の方が
よっぽど世の中に影響与えるし、
かっこいいと思うぜ!」(長友選手)
「売名でいいやん。偽善でいいやん。
その寄付で困ってる誰かが救われる
って事実は変わらんよ。
ちゃいまっかー?」(本田選手)
などの反論が。

こうした話は、東日本大震災のときにも
話題になったし、元をたどれば、
もっと以前からある。

反論したい気持ちはよくわかるのだが、
言葉遣いに、少し違和感もある。

そもそも、誰かの役に立っている
のなら、それは「偽善」ではないと思う。

たとえ本人にとっての利益
> 誰かにとっての利益
だったとしても、後者がそれなりの
大きさであれば、善だと思うし、
そういうことはよくある。

字義どおりの「偽善者」というのは、
自分のためだけになることを、
あたかも他の人のためのように
見せかけてする人だ。

逆に「やらない善」というも
よくわからない。
長友さんも言うように、
何もやらなければ
「善」にはならないと思う。

というようなことを言うのも
意味のないことだが・・・
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