染織家の志村ふくみさんを取り上げていた。
植物を敬う気持ちが大切で、
そこから、自分が植物とどう向き合うか
を考えることになる、と言っていた。
植物に限らず、自分の相手一般についても
言えることだろう。
まずは相手を敬う気持ちをもち、
相手の声を聞こうとしなくては、
関係はうまく続かない、と思う。
染色用の植物の多くは薬草で、
それで染めた色を纏うということには、
祈りの気持ちがあったのだろう、
とも言っていた。
すばらしい、一期一会の色に染められた糸たちの
映像にとても癒された。
かずらの色で染められた糸の
なんとも優しい緑色は、
とても言葉にできない。
自然を敬い、大切にしなくてはいけない。
でも、自然のままではやってゆけない。
どう自然と向き合うのか。
自然と人為をどう融合させて
長期的な幸せにつなげるのか?
そこを、自然の声をよく聴きながら
日々考えてゆく。
それこそが「智慧」と
言うべきものなのだろう。
というような気がした。
草木染め、なんて、これまでほとんど興味がなかったのだが、
まだまだ世の中にはいろいろな智慧があるものだ。
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