日々の寝言~Daily Nonsense~

多和田葉子「冬の練習生」

ずいぶん遅れてしまったが、
amazon のお薦めで
出会うことができた。

世間では、令和初の
芥川賞・直木賞が話題だが、
1993年に芥川賞も受賞されている。

「冬の練習生」は、
三代にわたる北極クマの物語。

誰かの夢を見ているような
ふわふわっとした読み心地。

今まで読んだ、
どんな物語とも違う、
とても不思議な味わい。

金井美恵子さんを少し連想するが、
でももっと楽しみやすい。

その自由な感じは、
矢野顕子さんや上原ひろみさんのような。

「語り」だなぁ・・・

しかも、ドイツ語と日本語と、
両方で執筆されているらしい。

追記:
三代目の最後の「クヌート」は
実在のホッキョクグマで、
映画などにもなっているらしい。

実話をヒントにした創作
ということのようだ。
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