日々の寝言~Daily Nonsense~

Valentina Lisitsa - Prelude In B Minor (Transcription Of Prelude in E Minor, BWV 855a)

Valentina Lisitsa - Prelude In B Minor (Transcription Of Prelude in E Minor, BWV 855a)


Bach 作曲 - Siloti 編曲によるプレリュード。

Kate Liu さんが、11/4 の横浜市招待国際ピアノ演奏会の
アンコールで弾いた。

この動画は Valentina Lisitisa さんの演奏。

こちらのページによると、
原曲は、「W.フリードマンのための音楽帳」にある
前奏曲 ホ短調 BWV855a で、左手の練習用だったようだ。
そして、それが平均率クラヴィア曲集第1巻の10番の
プレリュードにもなっている。

Kate Liu さんが尊敬する?ピアニストの一人に挙げている
Emil Gilels さんがアンコールで弾いたのが有名らしいが、
Kate Liu さんの演奏は、この Lisitsa さんの演奏と同様に、
遅めのテンポで左手を分散和音にして、
中の音を引き立たせる演奏スタイルで、
とても情感豊かなものだった。

この曲は初めて聴いたのだが、
平均律のほうのアレンジかと思って
いつ高速パートに入るのか?と思っていたら、
そのまま終わってしまった。

コンサートのほうは、Kate Liu さんの白いドレス姿と
演奏が感動的だったが、その後に弾いた
ジャン・チャクムルさんも素晴らしかった。

曲はシューマンのクライスレリアーナで、
音量、音色、タッチのコントロールがしっかりしていて、
しかもとても情感豊かな、完成度の高い演奏だと思った。

チャクルムさんは、2018年の第10回浜松国際ピアノコンクールで、
下馬評の高かった牛田さんを破って優勝したトルコ出身のピアニスト。

世界には才能のある人がたくさんいるなぁ。

久しぶりに生でコンサートグランドピアノの音を聴いたのだが、
あんなに大きな音が出るものだったのか、と思った。
特に、低音は、演奏によってはちょっとうるさいくらいだった。
楽器や演奏法も進歩しているのだろうか。
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