かなり長くて退屈、というか、
チェリビダッケのファンでないと耐えられないだろう映画だったが、
アキバ3Dシアターは、音響もよく、大変楽しめた。
「音楽を定義することはできない。体験するしかない。」
「あなたは音楽を知っている。音楽はあなた自身だからだ。」
「はじまりの中におわりがある。」
「自分のために何かするよりも、ひとのためにするほうが
最終的にずっと大きな喜びを得られる」
「最も大切なことは、自分の人生を自分で決めたことに
賭けられる自由がある、ということだ。」
繰り返し提示される練習風景からは、
音楽の作り方をかいま見ることができた。
自然に正しく聴いて、自然に正しく反応する。
最も重要なパートを絶対に隠さないように。
それだけを、丁寧に、丁寧に、積み重ねる。
ほんのちょっとした不注意も聴き逃さない耳。
なんという、「響き」に対する誠実さ。
そうやって、長大な作品が少しづつ仕上げられてゆく。
映画の中で部分的に引用されていた
ブルックナーの9番は圧倒的で、
ライブで聴けなかったことの無念さを、
改めて感じた。
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