日々の寝言~Daily Nonsense~

Afanassiev の Schubert

久しぶりに棚の CD の背を眺めていたら、
なぜか Afanassiev が弾いている
Schubert の幻想ソナタが目に飛び込んできた。

Schubert は好きな作曲家だし、
幻想ソナタは、Schubert のソナタの中では好きな曲だし、
Afanassiev の演奏は、幻想ソナタの録音の中では
けっこう好きな演奏だったのだが、
もう10年以上も聴いていないような気がする。

取り出して、ちょっと埃をはらって、聴いてみた。

極めてゆっくりとしたテンポで
ひとつひとつの音を丁寧に響かせながら、
時にきらめきつつも
ゆるゆるとゆるゆると進んでゆく音楽は、
夜中に静かに一人で聴くのにふさわしい。

特に、冒頭のテーマと、
その繰り返しのところの
現実感の無い響きは、
個人的にはこの曲の演奏のベストだ。

おいしいブランデーなど舐めながら
聴いたらもっとよさそうだけど^^;
集中できなくなるからだめか?

真夜中の音楽。あるいは、
福永武彦的に言えば、冥府の音楽。

生きているものの時間と
死んだものの時間との狭間を探り、
橋渡ししてくれるような?

Schubert も深夜にピアノを
まさぐったりしたのだろうか?

伝記によると、午前中作曲して、
午後は遊んでいたという話だったが・・・

私が持っているものには3000円とあるが、
今は 1000円で買えるようだ

DENON の録音も良いので
おすすめです。

(追記)
Afanassiev の演奏は他にも結構CDがある。

Schubert の遺作も出していたのだ。
来月のお小遣いで、今買ってしまおう^^
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