その陰で、科学の世界では、
人類の歴史にとって、はるかに大きなインパクトを持つだろう
事態が進行している。
DeepMind の AlphaFold(Ver.2)※ の
論文とプログラムが公開されたばかりだが、
同じ DeepMind から、続けて、
それを使って人の全タンパク(約2万種類)の
立体構造を推定したという
Nature 論文が出ていた。
立体構造データベースも同時に公開されている。
AFP 通信の記事。
うーん・・・
容易に予想されたことではあるが
それにしても、仕事が速い。
怒涛のような展開で、
スケボー用語でいえば、
次々と立て続けに技をかましてくる、
と言う感じ。
さすがだ。
最終目標は、この宇宙にある
すべてのタンパク質(数千万種類?)の立体構造推定で、
他の研究者も協力するだろうから、
おそらくそれほどは時間がかからないだろう。※※
全ゲノム解読の次のステップ、そして
ゲノム・タンパク質の機能解明への
重要なステップとして、
生物学、生命学、薬学、等々の時代を画す、
間違いなくノーベル賞級の仕事だ。
そして、その半分以上?が
AI の計算によって実現していると思えば、
AI がノーベル賞を取る、
と言っても過言では無いように思われる。※※※
それにしても、莫大な知財的価値をもち、
計算機代だけでもかなりの費用を必要としたであろう
今回の結果が、CC-BY-4.0 で公開された、
ということも本当にすごいことだ。
もちろん、公開していない部分も
あるのだろうが・・・
※ 当初、2年前のものと区別するため
AlphaFold2 と呼ばれていたが、
AlphaFold に呼称が統一されたようだ。
※※ DeepMind の Twitter でも予告されている。
※※※ もちろん、現在の AI は、主体性や意志などは持たない
プログラムに過ぎず、こういう AI を擬人化する
ような表現は明らかに不適切なのだが、
でもセンセーショナルだから、報道などでは、
きっとこういう風に表現されるだろうと思う。
Demis Hassabis 氏を始めとする
DeepMind の研究者が AI を使って
ノーベル賞を取る、という言い方が適切だ。
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