2/11, 12 にかけて、立川市のソラノホテルで行われた
将棋の王将戦第4戦は、挑戦者の藤井聡太四冠が勝ち、
通算成績を 4-0 として、ストレートで王将位を奪取した。
これで藤井さんは、大山さん、中原さん、羽生さんに続く
五冠達成棋士となるとともに、羽生さんの最年少記録を
大幅に更新した。
豊島竜王に続いて、渡辺名人を相手に
二日制の番勝負をストレート勝ちということで、
現時点で棋界最強であることを改めて証明した形だ。
第4局も、先手の渡辺名人が
本局のための作戦として準備してきたと思われる矢倉に誘導し、
ほとんど時間を使わずに指し進める中、
しっかりと対応してついてゆき、
二日目に一瞬の緩みを見逃さずに抜き去ると、
あとはあっという間に優位を拡大して勝つ
という戦いで、藤井さんの強さが際立った。
終局後のインタビューでは、
いつもはサービス精神から雄弁な
渡辺さんにして言葉がほとんど出ず、
どうしようもないなぁ・・・
という感じだった。
渡辺さんにしてみたら、
「努力しても報われないんだなぁ」
という感じだったかもしれない。
将棋というのは、改めて、
穴があちこちにあいている道を
走り続けるマラソンのようなものだと思った。
よくよく先を見通して、
窪みや穴を避けて走り続けた人が勝つ。
そして、トップレベルの戦いでは、
ほんのわずかな躓きが勝敗を分けてしまう。
勝負の世界は厳しいものだ。
さて、今日の夜は、
小平さんの勝負の時だ。
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