インターネットの可能性は、まだ始まったばかりで、
その本当の力が現れてくるのは、これからだと思う。
それでも、たとえば、団藤さんのブログ時評などを見ていると、テキスト情報や写真に関しては、
ブログをはじめとするページの情報の質が、
一部では既存メディアを抜きはじめているように感じる。
特に、ある種の問題については、既存メディアが
かなり偏った情報の出し方をすることがあり、
必ずしも信頼できないので、上の感じが顕著になる。
たとえば、原子力発電所の臨海事故問題や、
堀江さんの実刑判決、などについて、
ブログをサーフィンすることで、
既存メディアに出ている情報よりも
かなり多くの情報を得ることができる。
さらに大きいのは、
非常に多様な観点からの発言を読むことができる、
ということだ。
「朝まで生テレビ」が、議論の仕方、
というものの一つのモデルを提供してきたわけだが、
いまや、もっと本音ベースの議論を、
ピンからキリまで、ブログ上で読むことができる。
そしてまた、「炎上」を見ることで、
まっとうな議論を妨げる、邪悪な言説に
どういうパターンがあるのか、ということも学べる。
こういう世界で育てば、
議論が下手と言われる日本人からも、
かなり上質な論客が現れてくる日は
それほど遠くない、と思う。
こういう可能性も含めて考えると、
インターネットの影響力は、既に、
既存メディアを大きく超えている。
但し、オーマイニュースのようなやり方ではなく、
むしろ、問題ごとに、情報の多いページを
うまく集めたポータルを作るほうが、役に立つと思う。
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