「ファクターＸ」判明か

TBS の Web ニュースから。

日本人に COVID-19 の感染や重症化が少ない理由の一端と思われるものが
解明されたらしいというニュース。

>「風邪を引き起こす従来のコロナウイルス」と「新型コロナウイルス」の
> エピトープ（免疫キラー細胞が認識する部位）には、
> 「極めてよく似たエピトープ」があることがわかった。

> そのエピトープは、日本人の６割近くが持つといわれる
> 細胞の表面にあって、免疫に深く関わっている物質である、
> ＨＬＡ－Ａ２４型によく結合することもわかった。

> 従って、ＨＬＡ－Ａ２４型を持っている人は、新型コロナの抗体を持っていなくても、
> 従来のコロナウイルスの記憶を持つキラーＴ細胞が速やかに活性化して
> 新型コロナウイルスを攻撃するため、感染や重症化が防げたのではないか。

> ちなみに欧米ではＨＬＡ－Ａ２４型を持っている人は
> １割から２割だということです。

要するに、ファクター X（の一端）は、
日本人が欧米人よりも多くの割合で持っている、
細胞表面の免疫関連物質 HLA-A24、
ではないか、ということのようだ。

この物質を持っているか否かは
簡単に調べられるのだろうか？
もうワクチン打ってしまったから
実際的な意味はないかもしれないが・・・

理研のプレスリリースはこちら。
YouTube の解説もついている。

プレスリリース解説 vol.8「新型コロナウイルスに殺傷効果を持つ記憶免疫キラーT細胞 －体内に存在するもう一つの防御部隊－」


元の論文はこちら。