日々の寝言~Daily Nonsense~

内田光子さんのシューベルトのソナタ

はらかなこさんの坂本龍一を聴いていたら、
なぜか、アンスネスが弾くシューベルトの
ソナタ D.960をお薦めされた。

アンスネスらしい、澄んだ、清明な演奏で、
余計な情感は入れずに、美しい響きが紡がれてゆく。
濁りがちな左手低音のトリルも、
できるだけクリアに響かせようとしていた。

逆に言えば、少しあっさりし過ぎ、
と感じられるかもしれない。
特に3,4楽章はかなり快速に飛ばしている。

シューベルトの曲の、いわゆる
デモーニッシュな側面が弱い。
でもまぁ、アンスネスには、
そいういうのは不要なのだろうし、
これはこれで好きだ。

それを聴いていたら、内田光子さんの
D. 960 をお薦めされた。

こちらも、内田光子さんらしい名演で、
こちらは、端麗ながらも、内田さんの
情念もしっかりと籠められた、
曲に寄り添った演奏だ。

内田さんのシューベルトは
あまり聴いていなかったので、
この機会にまとめて聴いてみたい。

そうこうするうち、
次々と D.960 がお薦めされてきて、
ルプーやシフはもとより、
なんと、1966年のルビンシュタインの演奏まで
出てきた・・・

いやはや。きりがないなぁ。
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