公私conGRECO 

大塚の隠れ家ライヴハウスGRECOより音楽的酒と薔薇の日々

四月の印象派たち

2010-05-01 00:20:05 | Weblog
初夏の日差しと真冬の寒気がかわるがわるにやってきて
温度変化について行くのに大わらわだった4月も今日で終わり
初ものなど記憶に新しいところから



Dear Steel 宮野弘紀g 馬場孝喜g
 
 スチール弦に愛を込めて オベーション2本のデュオ 
 この日はきっと男性客ばかりだろうな~と思っていたら みごとBINGO!
 カウンターに並ぶおじさまの列を前に 宮野さんのマニアックなギタートーク炸裂。
 休憩時間もさながら軽音楽部の部室の情景
 ギター好きってどうしてこう男ばっかりなんでしょう?

 
佐藤芳明ac 鈴木広志sax 田中庸介g

 初出演田中さん、弾きますね~~。
 この三人 書く曲が似てる!変拍子好きの同類たち。
 どれを誰が書いたと言ってもちっとも不思議じゃない。
 だからこその融合感。 面白いですね~ 惹きあうんですね~  
 今後の期待大でした。
 
nobie/vo 伊藤志宏p 小森耕造d
 
 nobieちゃんの第一声にあふれる二人への信頼感
 彼女はどこにいても誰といても もともといつも自由なのだけれど
 志宏&耕造の上に安心しきって身体を預けますます羽を広げる鳥のようでありました。
 耕造君はグレコ2階での音の返りを全身の素肌で逃さず感じているかのように
 この上もなく的確でどこまでもデリケートなドラムを聴かせてくれました
 このトリオ 本当に楽しみです

伊藤志宏p ソロ

 自他ともに認めるMr.GRECOが初のソロと祝日が重なり
 大阪、静岡から遠来の客もあり 場内すし詰。
 ご窮屈さまでした。
 ご本人緊張気味ではじまったステージは 1セットめがスタンダード 2セット目がオリジナル。
 彼のピアノはピアニッシモが好い。
 女性の肌にそっと触れそこから静かに撫でるかのように鍵盤の上を滑る指。
 流れ出す音。フォルテッシモになっても変わらぬ柔らかさ。
 5拍子の「卯月」ゆあ~ん ゆよ~ん ゆやゆよん 気持ちよか~



さて 明日から5月 ゴールデンウィーク5連休の始まりは
今まさに乗りに乗っているウィリアムス浩子さんが初登場の中路さんと共演。
ここ数年の彼女の飛躍ぶりは目を見張るものがあります。
しっとりと心奥深くとどくジャズスタンダードの王道です。
まだお聴きでない方 必聴です!