『データ流出』 ソニーのネットワーク

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『データ流出』 ソニーのネットワーク

おはようございます。知財経営プロデューサーの新井信昭です．

ネットとは便利なもの、と思わずにいられません。

クリック一つで簡単に手に入る。

しかし、その裏にはアッと言う間に情報が漏れ出る、という危うさが潜んでいます。

ソニーのネットワーク 『キュリオシティ』 の流出問題では、クレジットカード情報も流出したのではないか 、とも言われています。

特許事務所で行われる特許出願。

インターネットを介して行われます。

もし、出願内容が人知れず流出していたなら．．．。

考えただけでゾッとします。

出願公開されるまでの1年6月間。

時間的アドバンテージがあることを前提に出願人は出願します。

しかし、出願した途端に第三者がその内容を知ることができるとしたら、怖いことです。

当然に行われているであろう特許庁におけるセキュリティ対策。

『想定外』 は絶対に起こしてはなりません。

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『福島ブランド』 日本酒

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『福島ブランド』 日本酒

おはようございます。知財経営プロデューサーの新井信昭です．

　風評被害に悩む福島県。

　日本酒もその例外ではありませんでした。

　しかし、日本中の日本酒ファンから、「福島の酒を飲んで応援したい」という声が持ちあがっている、と地元紙が報じています（河北新報 4月30日）。

　私と福島の繋がりは深く、したがって、福島のことはよく知っています。

　30数年前ですが、『会津ほまれ』『花春』『栄川』『笹の川』などが、現地のテレビコマーシャルに登場していました。

→ 福島の酒ははこちらです

　同地元紙の記事によれば、３月は売り上げが落ち込んだが、４月になって首都圏を中心に全国から注文が増加しているそうです。

　福島ブランドを日本酒ファンに再認識してもらうとともに、日本酒以外のものもどんどん世に送り出して欲しいと思います。

　『がんばれ福島！』

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『誰もが分かる言葉を！』 政治家言葉と明細書用語

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『誰もが分かる言葉を！』 政治家言葉と明細書用語

おはようございます。知財経営プロデューサーの新井信昭です．

福島原発の風評被害に悩む福島県いわき市。

その、いわき市の渡辺市長が枝野官房長官に抗議しました（4月25日産経新聞）。

緊急時避難準備区域に同市が含まれなかった、ことについてです。

含まれなかったことについて枝野長官は、「市の意向を忖（そん）度（たく）したものだった。」としながらも、その発言を訂正しました。

ところで、「忖度」という言葉。

政治家言葉なのでしょうか ？

私は、まったく知りませんでした。

辞書を引くと、「他人の気持ちをおしはかること。推察」とあります（大辞林）。

私の国語力不足は置いておいて、文書ならともかく会見で使うには、ちょっとなぁ．．、と思います。

これと同じく、「どうにかならないの、これ、何のことだかぜんぜん分かんないよ ！」と批判されるのが、明細書用語。

実務家の立場からちょっと言い訳すると、特許明細書は抽象的な概念を表現する必要性から、どうしても言葉が抽象的になってしまいます。

読む人も、ある程度限られています。

一方、政治家というものは国民全体を相手にするものだから、その言葉は、誰が読んでも（いや、誰が聞いても）、すぐに分かる具体的なものでなければいけないと思います。

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『必要は発明の母』 水中のヨウ素を吸着する繊維

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『必要は発明の母』 水中のヨウ素を吸着する繊維

おはようございます。知財経営プロデューサーの新井信昭です。

レベル7。

原発汚染水が気になりますが、これを取り除かなければならないという必要性が、新しい発明を生み出します。

まさに、『必要は発明の母』 です。

群馬県高崎市にある環境浄化研究所がヨウ素と結合する機能を持った繊維を開発した、との記事を見つけました（日経4月13日）。

原発汚染水からヨウ素を取り除く技術に繋がるといいですね。

環境浄化研究所は放射線技術を持っている会社ですが、手持ちの技術を応用して 『ヨウ素の除去』 ができないだろうか、と考える方も多いはず。

今回は、グラフと重合という技術が使われましたが、この技術を繊維以外にも使えないのでしょうか。

専門家ではありませんのでよくわかりませんが、ヨウ素除去という『ニーズ』 がそこにあることは確かです。

原発問題の解消と新たな産業が生み出されることを期待しています。

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『東芝ワープロ発明』 職務発明の対価を得る対価

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『東芝ワープロ発明』 職務発明の対価を得る対価

ワープロの仮名と漢字の変換技術に関する発明について。

その発明を利用した東芝はたくさん利益を得たのに、その利益に対する正当な対価が発明者支払われていない。

として、元社員の天野真家・湘南工科大教授が古巣東芝をに約3億2600万円の支払いを求めた訴訟。

東京地裁の判決は、約643万円の支払いの命令。

すでに支払われていた対価との差引額が約643万円だそうです。

さて、これが高いか安いか。

発明対価の認定額やすでにいくら支払われていたのか分かりませんので、なんとも言いようがありません。

訴訟費用を差し引くと、手元に残ったのか残っていないのか．．．。

今までにお会いした職務発明の原告は、口を揃えておっしゃいます。

『金ではない。成果を認めて欲しいのだ！』

天野教授の真意は定かではありません。

一般に、発明の対価を得るための対価は必ずしもやすくない、ということだけはいえましょう。

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『御用学者』 自治の重要性

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『御用学者』 自治の重要性

『節電は御用学者が出たら切る』 （吹田市　小山安松さん）

朝日新聞４月６日の朝日川柳に寄せられた一句。

あの人が出てきて解説を始めたら、テレビのスイッチを切る、ということでしょう。

政府から多額の補助金を得ながら研究している学者に対する皮肉、ともとれます。

援助で食べている人は援助元の悪口は言えません。

懲罰権も同じ。

その人の職について懲罰を与える権限を持った人には、なかなか逆らえない。

日本相撲協会も力士に対して懲罰権を発動しました。

私は、自分で自分のことを処置すること、すなわち 『自治』 は自分を発展させるためにとても重要だと思っています。

援助されていたり懲罰権を他人に持たれたりしていると、信念に基づいた自由な発言が制限されてしまいます。

日本弁理士会も『自治』 を求めて活動すべき、というのが私の持論です。

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『復興モード』 背広に衣替え

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『復興モード』 背広に衣替え

昨日（４月４日）に、枝野官房長官の背広姿を久しぶりに見ました。

４月１日からだったそうですね。

衣替えは、なぜ ？

復興モードへの切り替え。

それもあるでしょう。

４月４日の朝日新聞は、河野太郎衆院議員の耳打ち、があったからと伝えています。

「海外から 『東京も危ないのか』 という声が寄せられ、誤った印象を与えている」 が、それ。

『見た目』 も大事なメッセージだ、 というわけです。

よく聞かれる質問に 商標登録を示す『Ｒ』（○アール）は付けたほうがいいのか、というのがあります。

私はお勧めしています。

商標の持つ 『品質保証機能』 を発揮させるとともに、商標を使用する者の知的財産権に対する姿勢を外部に示す効果があるからです。

知的財産の世界でも 『見た目』 はとても大事です。

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『米でトヨタ勝訴』 フロアマットの安全性

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『米でトヨタ勝訴』 フロアマットの安全性

おはようございます。知財経営プロデューサーの新井信昭です．

フロアマット安全性の不備が急加速による事故の原因であるとされた裁判。

トヨタ勝訴の評決が出されました（時事通信４月2日）。

事故が起きたのは2005年8月。

訴えていたのは、トヨタの「サイオン」のドライバー。

フロアマットに不備がないことが認められたのでしょうから、まずはよかった。

私も特許侵害の裁判を米国で行った経験がありますが、とにかくその費用は半端ではない。

一方、上記のドライバーがそうだったかどうかまではわかりませんが、米国裁判では原告に一切の費用負担がかからない場合があります。

負けたら一銭もいらない、買って賠償金が取れたらその半分をもらう、などという成功報酬制の弁護士も存在します。

とはいえ、毅然とした態度も時には必要。

裁判を恐れるだけではダメだと思います。

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彦根市の人気キャラ 『ひこにゃん』 法廷へ

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彦根市の人気キャラ 『ひこにゃん』 法廷へ

おはようございます。知財経営プロデューサーの新井信昭です．

滋賀県彦根市の人気キャラクター 『ひこにゃん』 が、裁判所の法廷に出廷することになりそうです。

『ひこにゃん』の類似キャラを巡り、彦根市と原作者のイラストレーター側が対立している問題。

彦根市は、類似キャラのグッズを製造・販売し、市の商標権や著作権を侵害しているとして、原作者らに計４９００万円の損害賠償を求める訴訟を近く起こすことを市議会に提案した。

→ 新聞記事はこちらです

ここで、私の経験。

ある自治体が使用するイラストを募集するに当たってコンサルを依頼されたことがあります。

その中に、著作権の処理と商標登録についてのアドバイスがありました。

著作権については、上記した『ひこにゃん』 問題に似た問題が生じる可能性について。

また、商標権については、募集要項の中に 応募者が『商標登録出願していないこと』 を条件とするとともに、選考により採用を決定したイラストを 『発表前』 に自治体自ら商標登録出願しておくことを強くお勧めしました。

それらの理由については、説明の必要がないと思います。

これらのことは、自治体に限られるものではありません。

何らかの理由により企業がイラストなどを公募する場合にも当てはまります。

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『少ないモノ』 でも仕事はできる

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『少ないモノ』 でも仕事はできる

おはようございます。知財経営プロデューサーの新井信昭です．

2月12日のブログに事務所を移転したということを書きました。

→２月１２日の記事はこちらです

移転から３週間ほどが過ぎました。

『少ないモノ』 でも仕事はできます。

移転の際に廃棄したモノにつき、全く後悔していません。

移転前に比べればモノが格段に少なくなったのに、仕事の効率がダウンするどころかアップしています。

ところで、大原照子さんの著 『少ないモノでゆたかに暮らす』 では、『収納はスペースの70％しか使わない』 ことを推奨しています。


▲『少ないモノでゆたかに暮らす』photo by 新井信昭

この本も買っていません。

図書館で借りてきました。

机の右隣にある本棚。

随分と処分しましたが、それでも90％が埋まっています。

だから、あと20％減らそうと思います。

不要なモノを廃棄し、不要なモノを買わないようにする。

保証しますよ。

仕事の効率が上がります。

お試しを。

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健全な文書電子化を望む

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健全な文書電子化を望む

おはようございます。知財経営プロデューサーの新井信昭です．

京都大学など４大学の入試問題投稿事件。

『山形の浪人生』 の関与が疑われています（朝日新聞3月3日）。

事実がどうであるかは今後の捜査の進展を待つとして、文書電子化について考えます。

この件で入試問題が不法に電子化され悪用されていたのであれば、本当に残念です。

便利で有用な文書電子化のための機器が悪者になりかねません。

健全な文書電子化を望みます。

文書電子化を行う東京・秋葉原の店舗 『自炊の森』 を見てきました。


▲『自炊の森』　が入居するビルと縦看板 photo by 新井信昭


▲『自炊の森』 看板のアップ photo by 新井信昭

このようなサービスについても既存業者との共存を探りつつ合法で健全な発展を望みます。

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『パンダ』が上野にやって来た

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『パンダ』が上野にやって来た

おはようございます。知財経営プロデューサーの新井信昭です．

ジャイアントパンダのオス『比力（ビーリー』とメス『仙女（シィエンニュ）』が東京の上の動物園にやってきました。

報道によれば、上野・御徒町近辺はパンダ景気で賑わいを見せ始めたようです。

パンダとビジネスは密接に関係しているようですね。

そうなると、ちょっと気になるのが、『パンダ』の商標登録。

調べましたら、山崎製パンの『PANDA』（登録商標第７６１８１６号）が一番古いようです。

『第30類、菓子、パン』について『PANDA』.

『パン』について『パンダ』。

ちょっとシャレたネーミングですね。

ちなみに、昭和４１年（1966年）2月２２日に出願。

そう、奇しくも出願されたのが、34年前の今日です。

登録されたのは、翌年の昭和42年（1967年）11月10日です。

その頃、パンダは日本にはいなかった。

ネーミングに先見の明があった、ということでしょうか。

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本日から２年目！！ 新井ブログ

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本日から２年目！！　新井ブログ

おはようございます。知財経営プロデューサーの新井信昭です．

早いものです。

私がこのブログを書き始めてまる１年がたちました。

今日から２年目です。

一日も休まずに書き続けてこられたのは、読んでくださる皆様がいらっしゃるから。

月並みな言葉ですが、本音です。

昨日までの１年間の訪問者数72,856、閲覧数178,889にもなりました。

１日平均の訪問者数200名、同じく閲覧数490です。

書き始めたころの１日の訪問者数は数名～20名ほどでした。

芸能人その他の有名人のブログには到底及びません。

それでも昨今は、訪問者数300、閲覧数1,000を超えることも珍しくなくなりました。

心から感謝しております。

お陰さまで、セミナー・講演、コンサルティングの依頼も増え忙しく毎日を過ごしています。

２年目に入ったこのブログ。

少しずつ改良して、よりパワーアップしたいと考えています。

今後もよろしくお願いします。

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蛇のように賢く、鳩のように素直

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蛇のように賢く、鳩のように素直

おはようございます。知財経営プロデューサーの新井信昭です。

「蛇のように賢く、鳩のように素直になりなさい」という言葉をご存知ですか？

私も最近知ったのですが、宣教に送り出す弟子たちに送ったイエスのアドバイスだそうです。

このアドバイス。

今のわたしたちにも当てはまりそうですね。

わたしたちも、毎日の生活の中で世間から不当な扱いを受けたり、言われもなく妬まれたり、嫌がらせを受けたりすることがあります。

身に覚えありますでしょう。

わたしたちもこの社会で生きぬいていくためには、やはり強さが必要です。

身体が健康で丈夫であるという身体的強さも大切ですが、賢く世を生きるためには知性も必要。

でも、強さだけでは誰にも愛されなくなってしまいます。

素直な心を忘れてはいけません。

ビジネスも、蛇のように賢く鳩のように素直に行きたいですね。

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専門家が陥りやすい罠

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専門家が陥りやすい罠

おはようございます。知財経営プロデューサーの新井信昭です。

昨年議論になった特別会計。

特別会計を採用する特許庁は、『収入印紙』ならぬ『特許印紙』を、手数料や年金の支払いのために発行しています。

東京都知的財産総合センターでコンサルティングする際に、このことをしっかりと説明するように努めています。

いわゆる専門家として活動していると、『これは当然にご存知だろう』という推定が働いてしまいます。

単に『印紙を貼ってください』では不十分。

『特許印紙を貼ってください』でもまだ不十分。

『収入印紙とは違う印紙です』で90点。

自身が持っている経験から、私は、『収入印紙とは違う』に加え次のようにアドバイスします。

『登記印紙とも違いますからね』と。

『登記』と『特許』の頭が『と』で始まることと、『収入印紙ではない』ということから、売る方も買う方も『登記印紙』と勘違いしてしまうことになりかねないからです。

アドバイスする側が陥りやすい罠です。

ところで、産業財産権制度125周年を記念して特許印紙のデザインを変更することとなりました。

新特許印紙は、平成23年4月1日から使用開始となります。

もちろん、今のデザインの特許印紙も併せて使えます。

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