君影美孔雀 ( ニャンコ姫 LOVE-GREEN )

※** 天空五線譜の白き雲に 奏で調べるオルゴール 優しきかな こころ綴り **※

4月8日 … 花祭り

2015-04-08 18:22:20 | こころ綴り・俳句・短歌・川柳・散文詠


4月8日

【 花祭り 】




花祭り ……

どの命も どの命も、 皆光り耀いている







「 花祭り 」 とは


4月8日に お産まれになったお釈迦様の生誕を お祝いする日のことです 。


そして、 お釈迦様がお産まれになった時

「 天上天下唯我独尊 」と 言われたように

わたくし達、一人一人のかけがえのない生命の尊さを思う日でもあります 。






お釈迦様の誕生は ……


今から 2,500年前のこと、

インドのヒマラヤの山の麓に、 カピラパストゥ という小さな国がありました 。

ある夜、 お妃様のマーヤー様は 白い象が空からおりてきて自分のお腹に スゥーと入る、 不思議な夢をご覧にはりました 。

それは、 王子様ご誕生を知らせる事だと いうことでした 。



いよいよ お生まれになる日が近づいてきましたので、マーヤー様は ご自分の故郷に帰ることになりました 。

その旅の途中、色とりどりの花が咲いている ルンビニーの花園で一休みされようとしたその時、可愛いい元気な男の赤ちゃんが お生まれになりました 。


あたりには、美しい音楽が響き渡り、甘い香りの雨が降り注ぎ、 王子様の身体をきれいに洗い清めました 。


すると王子様は、 すくっと立ち上がり 七歩あゆまれ、 天と地を指さされ

「 天上天下唯我独尊 」

( てんじょうてんげゆいがどくそん )

と 言われたのです 。

王子様がお生まれ、この奇跡的な出来事が生じた日が


4月8日 でした 。



やがて 王子様は世の人々を救うお釈迦様となられました 。





花祭りは このお釈迦様のお誕生を お祝いする日です 。


そして、わたくし達 ひとりひとりのかけがえのない命を壽ぎ、しあわせを願う日でもあるのです 。








4月8日は、お釈迦様のお生まれになったお姿( 誕生仏 )を、 ルンビニー の花園のように 花でいっぱいにした花御堂に安置いたします 。

それで 「 花祭り 」 と言うのですが、

花はひとの心をうつします 。

ひとつひとつは弱く見えても 天地の恵みに支えられて 年々歳々 咲き誇ります 。

ひとも花と同じようにささえられ、 生かされているかけがえのない命を生きているのだと

「 花祭り 」の日に 改めて 自覚するのです 。











一句詠

「 花祭り 」



生命を


慈しまんや


花祭り








合掌 。