詩女 恵美子 バージョン
世界遺産
「 富士の山 」
俳句
残雪の
白帽子にて
裾野這ふ
短歌
いにしえの
魂伝ふ
八の字の
息づき護る
富士の山里
川柳
三笠雲も
絵になりし
世界遺産 富士の山
こころ綴り
「 富士の山 」
ずしんと活きづきて
それでいて
神々しく耀く
逆さ富士を遵えている
静けさの立ち込める
河口湖畔
小さくさざ波て 手漕ぎボートが揺らぎ
仲むつまじき白鳥たちを
ゆるりと慈しみ愛でているよ
まだ まだ
肌寒い卯月の風
優しくもありて
頬を撫でては通り過ぎてゆく
逸見の
世界遺産
「 富士の山 」
_(_ _)_ 恵美子