お昼前に友人から電話がかかってきた。
いつもはメールでやりとりしていて電話が直接なんて滅多にないことないことなのだけど、
仕事中でどうしても出られなかった。
1時間後にかけ直すと、
「亡くなった・・・」
の一言。
亡くなったのは、「娘さん」
まだ17歳の若さ。
10年ほどは闘病生活。
その頑張りをずっと知っている。
何度副作用で髪の毛が抜けても、視力をほぼ失われようと、
病棟でとても明るく小さい子の面倒もよく見ていた。
手術の影響で食事を飲み込むことも理解できなくなった時、
娘の描いたイラスト(ケーキを動物たちが頬張っている絵)
をお見舞いに持っていき、食べることを思い出すようになったと喜ばれていたっけ・・・
余命を知らされていた両親だけど、
私は、まだ大丈夫だろうと思っていた。
突然すぎて・・・おうちの方へかける言葉が出ない。
口に出したとしても、心に響きそうにもない言葉ばかりが浮かんでは消え
自分の無力感だけがむなしく残っている。