通訳案内士の気ままな生活

現役通訳ガイドのブログです。プライベートから気になる収入などの話まで!?包み隠さずお話します!

インバウンドの新しい流れ

2010-03-13 23:40:29 | 通訳案内士情報
本日は電通さん主催のセミナーに参加してまいりました。

花街についての講演で
本までいただきました。

色々ためになりましたが
一つ疑問が。
通常は通訳案内士対象のセミナーなどは
通訳案内士団体や旅行会社さんが絡むもの。

何故電通さん?
このセミナーの目的は?


この疑問の答えは電通さんのご挨拶で明らかに。


どうやら電通さんもインバウンド業界に注目をしているようです。

そして、現場を知る通訳案内士にもご興味があるとか。
ガイドの質を高める手伝いをしつつ
関係を深めておきたいということのようです。

今までは観光庁と旅行業界を中心に動いてきたインバウンド業界ですが
旅行業以外の民間大手企業が注目してくれるのは頼もしいことです。
何か新しい流れが来ている気がします。

政府は税金を投入して海外で宣伝をする。

そして日本に来たお客様は民間で対応する。
こうあるべきですね。

ただ現状だと、旅行業者さんと観光庁中心で
どうしても数の目標優先で
低価格競争に巻き込まれつつあります。

日本のブランド価値を高めるとか
新しい観光施設を作り出すとかは
旅行業だけでなく他業種の会社が動いてくれることが重要だと思います。

こうやって旅行業者以外にも
外国人観光客受け入れに積極的な企業が増えれば
色々な相乗効果で
日本のインバウンドの総合的な質は向上するのではないでしょうか。

そしてわれわれ通訳ガイドにとっても
旅行に同行する以外の活躍の場も広がってくる気がします。

今は、他業界の経験を生かしガイドをしている人が多いですが
これからはガイドの経験を生かし、他業界で活躍する人が出てくるのではないでしょうか。

私達の知識や経験を生かし
他業界の企業にフィードバックできれば
通訳案内士資格の価値が見直されるでしょう。
求人の条件に通訳案内士経験者と記載される日は近いかも。
そういった期待に沿えるように
私達も切磋琢磨し備えなければ

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