道を歩くと聞こえますよ、私はきれい？かわいい？
小さな声です、聞き逃さないでね、
彼らは強いよね、
いつもの道で、いつものように、この道で出会う、
毎年ね、
どうしょう、
前は、あんなに仲が良かったのに・・・・・
確かにいじめましたよ、皆にはひどいねと言われました、すこし反省をしてます
だって、隣の大きな家に住む人の親戚が急に私の家にきて
すみません、一部屋貸してくれませんか、部屋が狭くてリホームするのでしばらくの間お借りしたいのです、
そう言うのです、
あなたの家は環境もいいし、庭にはきれいな草花が咲きます、一度住んでみたかったのです、
とも言いました、
私は嬉しくなり
どうぞ、どうぞお使いください、お好きなだけいて構いません、どうせこの部屋は空いてますから
と、歓迎いたしました
この方は、しばらくは和気あいあいと過ごしました、食事をしたり、私の部屋に呼んでお話をしたり致しました
ですが、なぜでしょうか、いまだにわからないのですがお部屋から鳴き声が聞こえてきます、
私は心配になり、どうしました、と声をかけましたが返答はありません、
よほどドアを開けて声をかけようかと思いましたがためらいました、
泣く声が止まったのです、なぜかその時私はためらいました、
前にこどもがあの人は変だよ、と言っていたのを思い出したからです
今はそっとしておいてあげよう、と思いそのまま自分の部屋に戻りました、
それから3週間後に思いも知れないことが起こりました、
隣のお父さんが（この方は良く知っている方で前に裏の塀を壊されたことがありました）すごい顔で
なんでそんなことをしたんだ、鳴いてるじゃないかと少し怒って来れられました、
いえ、何もしてませんよ、
いや、お前は向こうの集合住宅の人間と少し離れた管理人たちと子供の悪口を言ってるそうじゃないか？
え、なんでしょう、そんなことは・・・・・
いや、言った、俺のことも言ったらしいな、許さないぞ、
そういいながらこぶしをぶるぶると振るわせました、だんだんと本気で怒りだしたようです、
いや、そんなことは・・・・・ありません
聞く耳はないとばかりにドアをたたきでします、
辞めてください、
うるさい、お前が悪いんだ、あんな管理人の言うことを真に受けやがって、
辞めてください、
うるさい、あいつの部屋はどこだ、
辞めてください
此処か、ここなのかこの部屋か？ よしここは今日から俺たちが使う、お前らは俺の家に行くんだ
そんな無茶な
いや、それがいいことなんだ、お前らの考えてることは俺たちとは違いすぎる、それを直してやる
そんな、無茶な、
うるさい、そう決めたんだ もう引き返さないぞ、言うことを聞け
危ないですよ、そんなことして部屋が壊れるじゃないですか、
言うことを聞かないなら壊してやる、ほらどうだ、これでもか、これでもか、
やめてください、やめてください、
俺の親戚の住む家は俺が管理する、いいな、
そんな無茶な、
無茶なもんか、親戚もそういってるぞ、俺がいいと、俺に管理してくれとな、
何言ってるのかわかりません、
解らない、じゃ、わからしてやるよ、