おだやかな気持ちでいつも いたいというのに
千切れた雲が 離れてゆくだけで何故(なぜ)だか 寂しい
かなしくなんて なりたくはないと いうのに
いつも目指している まっすぐな未来(せん)を描けないというただ それだけのことで
胸のなかを 冷(つめ)たくてうすい水色が 満たしてゆく
くるしくなんかは なりたくはないと いうのに
ふとした誰かの気遣(きづか)いだとか やさしさに
自然(しぜん)と触(ふ)れてしまう たんびに
ちゃんと 眼(め)を合(あ)わせられなくなってしまうくらいに また
うまく身体(からだ)が動かせなくなった後(あと)でだけれども
うまく身体(からだ)が動かせるようにも
なってゆくので
ある
あの 心のなかのブランコの錆(さ)びた鎖(くさり)が いつか
摩耗(まもう)して
千切(ちぎ)れとんでいってしまう その時まで ぼくは
その時まで
その瞬間(とき)まで
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