緑の切妻屋根の家が建つ

60代も後半になり、ひょんな事から一人住まいの実家を建て替えることになりました。

瑕疵の直し

2024-09-08 09:32:56 | 家を建て替えた

 金曜日に家を建てる監督だったM氏が家の瑕疵を直しに来てくれた。まず、入る前に玄関のノブのところに最初から気になっていた線状の疵を治して貰おうとしたが、何か鋭い物でひっかいてしまって出来た線状の疵のようで、斜め上から見るとしっかり線の溝が見える。色々やってくれたがその状態だ。

 その後家の中の壁の山吹色っぽい汚れを取ってくれた。ちょっと私が家から外に出ると、隣のハイムに住んでるTさんに声を掛けられた。要件は何だったかというと、8月に組の中の班で行ったバーベキューで参加しなかった家には返金あるのかな?とSGさんに聞かれたんだけど、あるかもしれないしないかもしれないね。って答えたんだけど班費の取り扱いについて話し合ったときどう決まったんだっけ?」という質問だった。

 3年前の2021年に班長の役がまわってきた。以前は集金常会が2ヶ月に一度開かれた時に班長が月々500円の班費を2ヶ月分1000円ずつ集めていた。ちょうど、私が班長になった2021年はコロナの真っ最中の年だったため、集金常会がなくなって班長が一軒ずつ集金してまわらなければならなかった。14世帯が全長500mくらいの範囲に広がっている。週末に集金に行くようにしていたが、必ずしも行った時に在宅のお宅ばかりではない。班費を集めているのは組の中に3班あるうちの私の属している班だけだ。集める目的は班で行うバーベキューのためだ。大抵、夏に班長が企画してバーベキューを行うのが、昭和のいつ頃かのならいになっていた。昔の私の父母だけが参加しているバーベキューの時に撮った写真が、結構残っている。コロナになる直近の年では、バーベキューをする代わりに房総半島の方までバスでいって浜焼きのお店でお昼を食べる。とか、時の栖で地ビールの飲み放題、食べ放題のこともあった。私は、バーベキューをしていた頃は参加したことはなかったが、コロナの少し前のそういった催し物には参加した。参加費は安くて集めている班費から補助が出る。バーベキューみたいに準備や後片付けもないし、参加費も安いから参加しやすいと思っていた。私のように1人参加の家もあれば、家族が複数人参加する世帯もあった。参加した人の参加費では足りない分は全部、班費からまかなっていた。行かなかった家にお土産くらいは、班長が気を利かして班費から買っていたかもしれない。

 コロナが始まって、もう班で何もやらないのに集金をしていた。そしてコロナ2年目、私も同様に集金をしていた。そして、なかなか一度で班費は集まらないし、集めてもどんどん残高が貯まっていくだけだ。もうそれが50万を超えていた。そして、一軒一軒まわると、もう配偶者が亡くなって一人暮らしとか、私のように老親との2人暮らしの家も結構ある。中には、一人暮らしで足が悪くとても近所のバーベキューでも参加無理かもという方の一人暮らし世帯もあった。そういった中で、班費使わないのに集める必要があるのか?また、班費だけ払っても何の行事にも参加出来る人が1人もいない世帯からも班費は集め、参加した人数に応じて補助を班費から出すのでは、あまりにも不公平ではないか?今の時点ではちょうど、一世帯あたり4万円ずつ返金すれば、一万未満の残金だけ残るので、一旦返金して当分班費については集めないようにした方がいいのではないかと思うようになった。なので、結構年寄りばかり多くなった世帯を中心に意見を聞くと、賛成してくれる人も多かったので、思い切って常会を開き班費をどうするかについて提案をする事にした。

 実際に提案をすると、私に賛成意見を言っていた人はだんまりだった。昔からこの班内に地縁血縁もある世帯があり、集まって何かするのが好きな家庭に嫁いだ私より一つ下の元幼稚園教諭のお嫁さんが「せっかく昔から長く続いてきたことだから、ここで全部チャラにするのは惜しい気がする。」と言った。お隣のやはり元幼稚園教諭のTさんも「全部無しにしなくても・・・」と言うようなことをいったので、結局4万円ずつは返せず、3万円ずつ返すこととなり、また、班から引っ越す人が居た場合は残った金額からお餞別を出すことや、事務費とか雪かきをして貰った時の燃料費等班全体に関わることに班費を使うが、もし班のイベントに出費した場合、不参加世帯にも相当の返金をするというようなことを決めた。私はそれを文書にして回覧板で回し、班のノートにも貼り班費で買ったUSBにも入れて次のTさんに渡したが、肝心の自分のPCには残しておかなかった。

 Tさんは、偶々話しかけられたSGさんにいい加減に答えてしまったから話し合いでどう決着したかを私に確認したいようだった。Tさん家は私の次に班長だったから引き継ぎはしっかりしないとと思い、回覧板で回した文書も写真に撮っておいたというが、一年くらいで削除してしまったのだそうだ。私も、たしか班全体の事に班費は使うとなったと思うということについては覚えていたが、文書にまとめた本人なのに少しもしっかり覚えていなくて、たしかバーベキュー参加者募集の回覧板が回ってきたときに一人参加費1000円とあって、「えー、これでバーベキューできるの?」と思ったことや「会計報告がまわってきてやはり6万近くかかっているから、班費からかなり補助してるよね。」と思ったというようなことを話した。Tさんは私に確認したっかったのに肝心の私がしっかり覚えておらず、次の年に班長だからとしっかり覚えておこうと思ったTさんの方が色々覚えていた。とりあえず、私がその時の班長だったので、一応バーベキューを企画したMさんに確認してみるということになった。私の後に回覧板が回るTさんも、同年代の人もいないしいいかと思ってバーベキューに参加しなかったということだった。Tさんによると多分4世帯か5世帯ほどの参加だったんではないかと思うということだった。

 私自身、バーベキューの会計報告が回覧板が回ってきたとき、これでは以前の不公平な班費の使い方のままだなと思ったが、すっかりそのことは忘れていた。

 Tさんと話し終わってから家の中に入ると、Mさんがフローリングが剥がれそうな所を補修していてくれた。

だったのが

となったのだが、かえってめだつような気もする。