見出し画像

魚信伝心ブログ

牡蠣棚の猪子入れ

今日は久しぶりに海が静かだったので、牡蠣棚のアンカーロープが切れていたのを新しい猪子(アンカー)を入れました。
これがまた大変で危険な作業です。
30キロほどの猪子を20袋沈めますが、それを積むだけでも船のスカッパー(水抜き穴)から海水が入って来ます。



これを左右10袋ずつに振り分け、水深以上の長さで二股にしたロープにそれぞれ結んでおきます。
その左右のロープを船の幅ほどの太目のロープに結びます。
現地に着いたらロープの端を牡蠣棚に結んでバックで引っ張り、左右の猪子をバランスよく海に落とします。
全部落とした状態。



適当な角度、位置でロープの真ん中を一気に切ります。
最後にカキ棚側のロープを張り直して終了。
猪子を海に半分以上落としている時に左右を結んでいるロープが切れたり、ロープを切った時に船のどこかに引っ掛かると船が転覆する可能性があります。
足にでも引っ掛かると自分が海の底です。
実際に猪子を入れている時に転覆した人もいます。
あーこわ。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最近の「海の仕事」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事