船が重く感じていたのは事実。油圧ランプが点いてはじめて詳しいクラブ員の金子さんに電話して、エンジンを止めてエンジンオイルの量を確認してみれば、との事。
エンジンルームカバーを開けてびっくり。
まず溜まった排気ガスがもわっと広がり、エンジンルームに海水が浸水しているのだった。
また、すぐに金子さんに電話して状況を話すと、後藤艇がすぐその辺を帰る途中だから連絡してやるとの事。
後ろを見ると走って来る後藤艇が見えるではないか。
ラッキーであった。
ロープを用意して待つとすぐに追いついて牽引して貰えたのだった。
大福丸に電話してヘルプ要請。港で待っていてれた。
お客様を下ろし、大福丸がユニックを持って来て船の後部を持ち上げてくれ、エンジンルームに海水が入らないようにしてくれた。
原因は排気口のステンレス部品の船の内側が金属疲労なのか折れて、本来排気ガスと一緒に船外に排出されるはずの冷却水が船内に溜まってしまったことだった。
風が強くなりみんな帰港したタイミング。何事かと見に来た川内君もエンジンルームの海水を汲み上げるのに手伝ってくれたのだった。
とりあえず危機は脱出。船を陸上げするのに排気口を塞がなければならず、水中パテで接合部を補強して使い捨てビニ手で排気口を塞ぎ、船外機船を横に抱かせてなんとか船台に乗せることが出来たのだった。
しかしビニ手で塞いだ排気口、なんか笑えるな。