BSで放送されてて、さっき見終わった。
有名な映画だし、観たことあるような気がしてたけど、観てなかった。
戦争によって引き裂かれた男女を描いた映画。
同じテーマの「シェルブールの雨傘」「哀愁」は好きな映画で何度か観た。シェルブールは特に好きだ。
で、「ひまわり」なんだけど、同じような感動を期待して観たんだけど、全く心動かされず。
私が女だからか、ソフィア・ローレンの強さ、一途さには確かに心打たれたけど、マストロヤンニ扮するアントニオの気持ちが全く共感できない。
ただただ弱い男。ラクな方へ流される無責任な奴って感想。
現地で結婚したのは記憶を失っていた事、命を救ってもらった恩義から仕方ない気もする。それでも100%納得はできないけど…。
でも最後、ソフィア・ローレンに会いにきて「どこかに逃げよう」みたいな展開はまーったく理解できない。
ウクライナに残してきた妻子はどうするの?意味がわからない。
男性なら理解できるのかと思ってダンナに聞いてみたけど、やはり共感できないとのこと。
この映画は男がいかに弱く情けないか、女がいかに強く逞しいかを描きたかったんだろうか。