gooブログ「曇りのち晴れ」

俳句ダイアリー2012年6月

俳句ダイアリー二〇十二年六月

六月 一日(金)晴 七丁目銀座の木立風青し
六月 二日(土)晴 夏の空元気振り撒く暴れ雲
六月 三日(日)晴 浮草の風もそぞろに水の際
六月 四日(月)晴 朝毎の莟ほころぶ七変化
六月 五日(火)曇 草も木もあらたなる朝風光る
六月 六日(水)曇 ひとことに一輪の薔薇風薫る
六月 七日(木)晴 白シャツの成城行きのバスを待つ
六月 八日(金)晴 向日葵の小鉢を歩を停める
六月 九日(土)曇 振り向けば紫陽花の色はや移り
六月 十日(日)晴 白から青そして紫七変化
六月十一日(月)曇 ところどころ雨粒宿る額紫陽花
六月十二日(火)曇 傘を持ち水無月の朝あしばやに
六月十三日(水)曇 鳥の朝はや蔓の実の枝垂れ
六月十四日(木)晴 グリンピースサラダの朝に空晴れる
六月十五日(金)曇 可も不可も無くて杏子の菓子にわく
六月十六日(土)曇 紫陽花の昨日の姿忘れ咲く
六月十七日(日)曇(父の日) ふつふつとケーキふつくら梅雨晴れ間
六月十八日(月)曇 梅雨ぐもり修繕工事まだつづく
六月十九日(火)曇 どんよりと静かな梅雨の嵐前
六月二十日(水)晴 木立蹴り雨を走らす南風
六月二一日(木)曇 梅雨嵐去れば水嵩増し濁る
六月二二日(金)雨 六月の雨降る空白の一日
六月二三日(土)曇 クレーンが空を遮る梅雨晴れ間
六月二四日(日)晴 嵐去り暑気も邪気なり実梅煮る
六月二五日(月)曇 いつか又どこかで会える夏木立
六月二六日(火)晴 オレンジのジュース飲み干し夏の朝
六月二七日(水)晴 町の夜ワインの底に虹の影
六月二八日(木)晴 池の淵褪せ紫陽花の丈竦む
六月二九日(金)曇 朝ぐもり青葉伸びくる薫るほど
六月三十日(土)晴 晴れ晴れと工事終わらず夏が来る

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