gooブログ「曇りのち晴れ」

俳句ダイアリー2012年2月

俳句ダイアリー二〇十二年二月

二月 一日(水)晴 結晶の四角六角名残り雪
二月 二日(木)晴 ポット鳴り凍てつく朝の水仕済む
二月 三日(金)晴(節分) 列島の雪を崩して東晴れ
二月 四日(土)晴(立春) 春の声どこからかして陽のぬくし
二月 五日(日)晴 陽の当たる部屋で日曜寒の明け
二月 六日(月)曇/雨 暗雲の垂れて帝都の春浅し
二月 七日(火)雨 春めくを雨の染み入る地の肌に
二月 八日(水)晴 古垣の崩れ片隅雪忘れ
二月 九日(木)晴 今朝の空風は柔らか梅莟
二月 十日(金)晴 禽鳴くは梅の知らせか空は晴れ
二月十一日(土)晴(建国記念日) 春うらら朝に目覚める禽の声
二月十二日(日)晴 白雲の揺揺と空春浅し
二月十三日(月)曇/雨 灰色に町をくもらせ凍返る
二月十四日(火)曇/雨(バレンタインデー) 小雨降る町を遠のく梅便り
二月十五日(水)晴 バレンタイン夫に贈るもまた楽し
二月十六日(木)曇 早春の空緩急の風と雲
二月十七日(金)晴 木々の枝に朝陽の映輝春はじめ
二月十八日(土)晴 晴れた朝深まる空に寒戻る
二月十九日(日)晴 すずかけの蕾のさ揺らぐ禽の朝
二月二十日(月)晴 朝陽うけ小枝息づく二月尽
二月二一日(火)晴 風少し乾く都会に梅探す
二月二二日(水)晴 色づけば風にほころぶチューリップ
二月二三日(木)雨 雨粒の王冠を付け草青む
二月二四日(金)晴 木蔭より朝と目覚める野薔薇の芽
二月二五日(土)雨 雨ごとに水の柔らぐ雪柳
二月二六日(日)曇 草の芽の顔出す町の石畳
二月二七日(月)晴 余寒めく朝の厨に湯を沸かす
二月二八日(火)晴 梅咲かず風は北より走り去る
二月二九日(水)雪 淡雪に音無く過去は帰らざる

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