gooブログ「曇りのち晴れ」

たべもの歳時記

俳句たべものダイアリー二0一六年四月

四月 一日(金)曇/雨 豌豆の花とはなしに豆のなる(豌豆)
四月 二日(土)晴/曇 道明寺とだけとだけ書かれて桜餅(桜餅)
四月 三日(日)曇 浅利汁殻より覗く貝の角(浅利汁)
四月 四日(月)曇 春キャベル水に浮かべて夕支度(春キャベツ)
四月 五日(火)曇 朝知らせ春菜を刻む台所(春菜)
四月 六日(水)晴 花団子串に三色空の下(花だんご)
四月 七日(木)雨/曇 水上の葉船とどかず芹の朝(芹)
四月 八日(金)曇 弱きもの底に根を張れ根白草(根白草)
四月 九日(土)晴 若鮎の尾まで波打つ焼き具合(若鮎)
四月 十日(日)曇 桜餅葉の帯絞めて行儀よく(桜餅)
四月一一日(月)曇 桜海老色ずくほどに身の透ける(桜海老)
四月一二日(火)晴 蕗の薹和えて苦みを噛みしめる(蕗の薹)
四月一三日(水)曇 葉重ねの軽くも軋む春キャベツ(春キャベツ)
四月一四日(木)曇 わさび田の水の清さの辛きほど(わさび)
四月一五日(金)晴 豌豆のヘタ取られキッチンの朝(豌豆)
四月一六日(土)晴 故郷の朝の香りと茗荷竹(茗荷竹)
四月一七日(日)曇/雨 春苺ちょこんと乗ってショートケーキ(春苺)
四月一八日(月)晴/曇 布株とろろサラダにかけて日本風(布株)
四月一九日(火)晴 尾鰭までしなり若鮎姿焼き(若鮎)
四月二0日(水)晴 白子干しかければ和風パスタランチ(白子干し)
四月二一日(木)曇 国産のネープル絞り朝が来た(ネープル)
四月二二日(金)晴 春大根擦りおろされて朝の卓(春大根)
四月二三日(土)曇/雨 早々と筍皮ごと店の前(筍)
四月二四日(日)晴 春キャベツホワイトシチューに化粧され(春キャベツ)
四月二五日(月)晴 蜆汁ひらくも閉じるも椀の底(蜆汁)
四月二六日(火)晴 人と人土産の小箱鶯餅(鶯餅)
四月二七日(水)曇/晴 船盛に雲丹の小舟の酒の宴(雲丹)
四月二八日(木)雨 木の芽和信濃の山の地の目覚め(木の芽和)
四月二九日(金)曇/晴(昭和の日) 何時の間に蚕豆の生る豆の花(蚕豆)
四月三十日(土)晴 春の蕗春から夏へ風はしる(春の蕗)

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