gooブログ「曇りのち晴れ」

曇りのち晴れ12月

俳句ダイアリー二0十一年十二月

十二月 一日(木)雨 師走来て灰色の町朝の雨
十二月 二日(金)曇 珈琲を少し濃く入れ朝時雨
十二月 三日(土)雨 さむざむと雨の垂れる冬はじめ
十二月 四日(日)晴 冬うららビルの谷間に風も無し
十二月 五日(月)晴 陽に映えて朝風さやか冬紅葉
十二月 六日(火)曇/雨 冴え渡る高層ビルの町の隅
十二月 七日(水)晴 枯葎風をはらみて昼ひなか
十二月 八日(木)曇 冬将軍涙をためて薄曇り
十二月 九日(金)雨 極月の雨しみじみと町の朝
十二月 十日(土)晴 冬うらら澄みきる空を月日去る
十二月十一日(日)晴 いつまでも少女のままでクリスマス
十二月十二日(月)晴 たそがれて朝陽を弾く枯けやき
十二月十三日(火)晴 落ちるまで朝陽と燃えて年果てる
十二月十四日(水)曇 くろがねの古木の幹を落葉積む
十二月十五日(木)晴 晴れやかに朝陽に映えて冬木立
十二月十六日(金)晴 自家製のケーキ片手に年の暮れ
十二月十七日(土)晴 環七を跨ぎ沿線銀杏散る
十二月十八日(日)晴 青ざめて濃淡冴える葉を花と
十二月十九日(月)晴 乾っ風師走の町を吹きすさぶ
十二月二十日(火)晴 晴々と二丁目の路地冬支度
十二月二一日(水)晴 くじ引に人の行列年用意
十二月二二日(木)晴 余す日を僅か師走の宵果てる
十二月二三日(金)晴(天皇誕生日) 朝の陽の昇る平成年の暮れ
十二月二四日(土)晴(聖夜) ひとつ星聖樹へ宿り町ともす
十二月二五日(日)晴(聖誕祭) 幸せをリボンに祈るジングルベル
十二月二六日(月)晴 空は晴れ銀杏を散らす乾っ風
十二月二七日(火)晴 冬将軍大空かなた風とゆく
十二月二八日(水)晴 余す日の長さを惜しみ年の果て
十二月二九日(木)晴 一年の句日記まとめ冬うらら
十二月三十日(金)晴 水鳥のまだ見ぬ明日へ水脈をひく
十二月三一日(土)晴 大晦日一句に閉じる句日記帳
              

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