gooブログ「曇りのち晴れ」

曇りのり晴れ10月

俳句ダイアリー二〇十一年十月

十月 一日(土)曇 曼珠沙華無人の駅で電車待つ
十月 二日(日)晴 学舎に青春の歌秋つげる
十月 三日(月)曇 草々の朝に色づき秋深む
十月 四日(火)晴 朝風のそぞろに寒くなり初める
十月 五日(水)曇/雨 無花果の割れば記憶の玉手箱
十月 六日(木)曇 秋風がさらりと肌に心地よく
十月 七日(金)晴 晴々とキッチンの朝小鳥鳴く
十月 八日(土)晴 原発の半年長く今年米
十月 九日(日)晴 キッチンの隅より香る林檎の実
十月 十日(月)晴(体育の日) 幼より元気を享けて体育の日
十月十一日(火)晴 葡萄の実ひとつひとつの粒の声
十月十二日(水)晴 爽やかな空爽やかな朝陽浴び
十月十三日(木)晴 忽ちに東に白く後の月
十月十四日(金)晴 珈琲を机上の友と秋の夜
十月十五日(土)雨 風強く忽ちにして秋の尽
十月十六日(日)晴 お囃子の笛に雲退け天高し
十月十七日(月)曇 雨雲に木立もくもる神無月
十月十八日(火)曇 ハロウィンの南瓜に染まるアーケード
十月十九日(水)曇 唐辛子熟しテラスの季節ゆく
十月二十日(木)曇 秋霖の朝の木立に声は無し
十月二一日(金)曇 あかつきのそぞろに寒く草の風
十月二二日(土)雨 雨に濡れ雨と色付く花芒
十月二三日(日)曇 キッチンに甘くりんごの熟すまで
十月二四日(月)曇 花野より小雨の弾く朝の歌
十月二五日(火)晴 小鳥来て花ベゴニアの葉に染まる
十月二六日(水)晴 誰彼も南瓜に化けてハローウィン
十月二七日(木)晴 白粉の空に瞬く宵の星
十月二八日(金)晴 ミキサーに南瓜とバター菓子作り
十月二九日(土)晴 珈琲を注ぐキッチンそぞろ寒
十月三十日(日)晴 パソコンの前にペン置き秋尽きる
十月三一日(月)晴 虫の音をまたたく星の消し灯る
               

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