gooブログ「曇りのち晴れ」

たべもの歳時記

俳句たべものダイアリー二0一五年八月

八月 一日(土)晴 まず一杯喉に染み入る生ビール(生ビール)
八月 二日(日)晴 朝の市?ぎたての紺若なすび(若なすび)
八月 三日(月)晴 夏野菜新種の増えてバーベキュー(夏野菜)
八月 四日(火)晴 軒からの棚の木蔭の青ぶどう(青ぶどう)
八月 五日(水)晴 陽の強く熟すも硬く青ぶどう(青ぶどう)
八月 六日(木)曇/晴 昼日中塩も振らずに西瓜食む(西瓜)
八月 七日(金)晴 かき氷ソースあれこれどれ選ぶ(かき氷)
八月 八日(土)曇/晴 青々と紫素の青葉に食進む(紫素)
八月 九日(日)曇/晴 ピーマンの種取る水仕夕暮れる(ピーマン)
八月 十日(月)晴 キッチンの種の残り香水蜜桃(水蜜桃)
八月一一日(火)晴 一房の小さな葡萄手のひらに(葡萄)
八月一二日(水)晴 輪に切られ泳ぐレモンのティータイム(レモン)
八月一三日(木)雨 無花果の大きな葉と葉実の垂れる(無花果)
八月一四日(金)雲 梨一つ皮を剥くのは妻の役(梨)
八月一五日(土)曇(終戦日) ひとつぶの雨の宝とマスカット(マスカット)
八月一六日(日)晴 栗の実の棘ごと落ちて里の宵(栗)
八月一七日(月)雨 枝豆をつまみに夕暮れ夫の坐(枝豆)
八月一八日(火)曇 宵を待ち紫素の実を摘む妻の貌(紫素の実)
八月一九日(水)曇 ライムほど小さなカボスの汁旨し(ライム)
八月二0日(木)曇 天宝一シュワシュワ新酒か発泡酒(新酒)
八月二一日(金)曇 朝市に秋果さまざま山を成す(秋果)
八月二二日(土)晴 ひとつぶの涙をさそう葡萄の実(葡萄)
八月二三日(日)晴 時すでに惜しむしかなく西瓜食む(西瓜)
八月二四日(月)曇 馬鈴薯のこんがり焼けてバーベキュー(馬鈴薯)
八月二五日(火)曇 里の母かじれば懐かし玉蜀黍(玉蜀黍)
八月二六日(水)雨 ジューシーな梨の隠れるヨーグルト(梨)
八月二七日(木)曇 早々と色とりどりの林檎の実(林檎)
八月二八日(金)曇 時折の禽につつかれグミの実か(グミの実)
八月二九日(土)曇 桃香るキッチンの朝薄ぐもり(桃)
八月三十日(日)曇 酸っぱさの香る輪切りのレモンの実(レモン)
八月三一日(月)曇 黒胡麻を和えて小鉢の品増える(黒胡麻)

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