gooブログ「曇りのち晴れ」

曇りのち晴れ

俳句ダイアリー二0一六年五月

五月 一日(日)晴 名も知らぬ女の影か青柳
五月 二日(月)曇 分かれ道バスを追越す初夏の風
五月 三日(火)晴(憲法記念日) 今日の日のあるを感謝の夏隣
五月 四日(水)晴(みどりの日) 目覚めれば風はみどりの日を歌う
五月 五日(木)晴(子供の日) 刻まれた記憶の空を鯉幟
五月 六日(金)曇/晴 薔薇莟色なく空へ伸びてゆく
五月 七日(土)晴 カラス越しエレベーターの五月晴
五月 八日(日)晴(母の日) 母の日をハハハと笑顔の母は母
五月 九日(月)曇 ソックスの白さ目に沁む夏はじめ
五月 十日(火)晴/曇 珈琲をアイスに変えて窓の席
五月一一日(水)曇 風強く緑のうねる大通り
五月一二日(木)晴 朝あけて緑の光散らす風
五月一三日(金)晴 雲山を越えてどこまで五月晴
五月一四日(土)晴 夏はじめ赤道越えて珈琲渋し
五月一五日(日)晴 初夏の風どこからか頬にやさしく
五月一六日(月)曇/晴 芽から葉へ見る見る伸びて風薫
五月一七日(火)雨 五月雨の町を静かに眠らせて
五月一八日(水)晴 朝風の頬にさらりと五月晴
五月一九日(木)晴 蔓バラのフェンスを越えて朝の声
五月二十日(金)晴 スカートの裾翻し五月晴
五月二一日(土)晴(鎌倉吟行) 朝晴れてみどりの風と鎌倉へ
五月二二日(日)晴 飛魚の跳ねては比べ舟どまり
五月二三日(月)晴 夏の声空の彼方の雲が呼ぶ
五月二四日(火)晴 朝はれて新緑つなぐ風の糸
五月二五日(水)曇 紫陽花の色無き色の垣の内
五月二六日(木)曇 木下闇涼風さらら宵の町
五月二七日(金)雨 卯の花腐しひとつぶほろり水の影
五月二八日(土)曇/晴 週末の雨の上がれば花ペチュニア
五月二九日(日)晴 夏富士の麓に草の青き風
五月三十日(月)雨 五月雨を聞けば珈琲落とす音
五月三一日(火)曇/晴 五月尽見る見る雲を押しのけて

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