gooブログ「曇りのち晴れ」

曇りのち晴れ8月

俳句ダイアリー二〇十一年八月

八月 一日(月)曇 草の朝明日へ踏み出す一歩二歩
八月 二日(火)曇 夏禽の木立を越えて山雲へ
八月 三日(水)曇 草の朝素足のままで水を撒く
八月 四日(木)晴 夏空の雲間織り成す波模様
八月 五日(金)曇/晴 雨あがり空へと開く百日紅
八月 六日(土)晴 蝉の鳴く木立にかかる朝の靄
八月 七日(日)晴 太陽が汗かくほどに蝉の朝
八月 八日(月)晴(立秋) 夕立の跡まがきより蔦伸びる
八月 九日(火)晴 蔭もなく空へとひらく鏡草
八月 十日(水)晴 陽の暑さ宵待つほどに蔭湿り
八月十一日(木)晴 炎陽の空へ白咲く百日紅
八月十二日(金)晴 陽の強く朝顔の花早や莟む
八月十三日(土)晴 盆の空どこまでゆけば陽の落ちる
八月十四日(日)晴 白木槿夕べの風の子守歌
八月十五日(月)晴 平和への黙祷捧ぐ盆の蝉
八月十六日(火)晴 朝顔の路地の片隅橋の跡
八月十七日(水)晴 素麺啜るパラソルの影の中
八月十八日(木)曇(あつみ温泉) 秋霖のあつみ温泉酒田駅
八月十九日(金)曇(笹川流れ)打ち寄せる波の岩影葛の花
八月二十日(土)曇(村上城址) 朝顔にくもる上越旅の宿
八月二一日(日)晴 釜飯の峠を下り林檎棚
八月二二日(月)晴(蓼科高原) 人里へ降りて群れなす親子鹿
八月二三日(火)晴(長門牧場) 一面を柵に囲まれ草の秋
八月二四日(水)晴 白粉の花の夕べに星の影
八月二五日(木)曇 あかつきの雨跡を消す秋の蝉
八月二六日(金)晴 かなかなにはじまる朝の空青し
八月二七日(土)曇 珈琲に涼風の味をブレンド
八月二八日(日)曇 ぼんやりと喧騒遠く朝曇り
八月二九日(月)晴 雲奔り朝顔の色陽に隠す
八月三十日(火)晴 あけぼのは夕べに近く虫の声
八月三一日(水)曇 まき髭の蔓にほつりと秋ともる

ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「句集全集」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事