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曇りのち晴れ

俳句ダイアリー二0一六年十二月

十二月 一日(木)雨/曇 小春日の陽の影長く昼となる
十二月 二日(金)晴 夕かねてどこで鳥鳴く年の内
十二月 三日(土)晴 師走来てとうとう何から片付ける
十二月 四日(日)晴 極月の町を鋭く風はしる
十二月 五日(月)晴 室の花いつも朝陽の入る部屋
十二月 六日(火)晴 山茶花の垣根の角を子犬連れ
十二月 七日(水)曇/晴 夕暮れてポインセチアに灯りつく
十二月 八日(木)晴 小春日の町どことなく落ち着かず
十二月 九日(金)晴 今朝の空ひと葉を余す枝に望む
十二月 十日(土)晴 風の鳴る枯葉の町を消防車
十二月一一日(日)晴 日曜日珈琲たっぷり小六月
十二月一二日(月)晴 根元には銀杏落葉の陽のひかり
十二月一三日(火)曇 あといく夜せかされどこも年用意
十二月一四日(水)雨/曇 青木の実ぽつりとこぼれ禽の声
十二月一五日(木)晴 駅出れば町の片隅月凍てる
十二月一六日(金)晴 曇り空風が身に染む年の市
十二月一七日(土)晴 いつまでもつずく聖樹の夢の夢
十二月一八日(日)晴 ジングルベルどこかで聞こえひとつ星
十二月一九日(月)晴 数え日に残してならぬこと探す
十二月二十日(火)曇 夜を走る風に急かされ年惜しむ
十二月二一日(水)晴 冬至はや雲は走りて多摩の峰
十二月二二日(木)晴/曇 ローターリー乗り降り急ぐ夕時雨
十二月二三日(金)晴(天皇誕生日) 聖樹まで夜空の散歩星の町
十二月二四日(土)晴(聖夜) 冬うららクロワッサンのジャム甘し
十二月二五日(日)曇(降誕祭) 聖樹へと星の囁く滑走路
十二月二六日(月)曇/晴 枯葉にも朝陽を受けて光の輪
十二月二七日(火)曇/晴 木枯しの悪戯枝の葉を散らす
十二月二八日(水)晴 落葉掃く静かなる朝の音となる
十二月二九日(木)曇/晴 定めとは巡る宇宙の木の葉舟
十二月三十日(金)晴 大まかな準備は済んで晦日様
十二月三一日(土)晴 空晴れて巡る風雲大晦日

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