gooブログ「曇りのち晴れ」

俳句ダイアリー2012年8月

俳句ダイアリー二〇十二年八月

八月 一日(水)晴 素足より畳の薫る夕間暮れ
八月 二日(木)晴 大粒の白雨駆け抜け暮れなずむ
八月 三日(金)晴 ざわざわと風が風呼ぶ夏木立
八月 四日(土)晴 薔薇の鉢届き小さな庭出来る
八月 五日(日)晴 太陽にすぐ手の届く仏桑花
八月 六日(月)晴(能登半島) 砂の像今写し立つ海水浴
八月 七日(火)晴(和倉温泉)立秋 白波を染めて輪島へ陽の落ちる
八月 八日(水)晴(金沢) とめどなく海よりの雲秋はじめ
八月 九日(木)晴 またひとつ雲の影より仏桑花
八月 十日(金)晴 新涼の梢へ星の影宿る
八月十一日(土)曇 雨音の激しく走り涼新た
八月十二日(日)曇 秋はじめビルが遮る曇り空
八月十三日(月)晴 天高くどこからかまた風が吹く
八月十四日(火)雨/曇 秋時雨儚く蝉の声残る
八月十五日(水)晴(終戦記念日) 終戦日傷跡は未だに消えず
八月十六日(木)晴 朝からの陽のまぶしさに水を撒く
八月十七日(金)晴 紫の空映し立つ水葵
八月十八日(土)雨/曇 雨を呼ぶどこへか走るはたた神
八月十九日(日)晴 晴々と空は青々秋はじめ
八月二十日(月)晴 木蔭より法師蝉はや鳴きはじめ
八月二一日(火)晴 風移り秋の白雲またたくま
八月二二日(水)晴 空澄みて青の深さを省みる
八月二三日(木)晴(銚子) 海鳥の声に秋雲昇り来る
八月二四日(金)晴 無花果の実るを告げる朝の風
八月二五日(土)晴 長々とつづく炎天八月尽
八月二六日(日)晴 ひとつずつ傷つきやすく水蜜桃
八月二七日(月)晴 無く声を蜩と聞く木々の朝
八月二八日(火)晴 夕暮れて虫の音色のよるべなく
八月二九日(水)晴 新涼のテラスに朝のカフェタイム
八月三十日(木)晴 流星の欠片の宿る草の朝
八月三一日(金)晴 晴れた朝ジュースにレモンの輪切り入れ

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