gooブログ「曇りのち晴れ」

曇りのち晴れ

俳句ダイアリー二0一五年九月

九月 一日(火)曇 雲幾重二百十日の朝暗し
九月 二日(水)雨/曇 たまさかの雲に野分の色を見る
九月 三日(木)曇/晴 朝風の詩がこぼれる秋海棠
九月 四日(金)曇 秋しぐれ記憶をつなぎ明日探す
九月 五日(土)曇/晴 オルゴール曲の途切れて秋の蝉
九月 六日(日)曇/雨 パレットの絵の具秋づくベレー帽
九月 七日(月)曇 露草のほろりと風に開く朝
九月 八日(火)雨 川の辺の花野際立つ朝の雨
九月 九日(水)雨 野の菊の涙の落ちて朝が来る
九月 十日(木)雨 雨しとど川辺に打たれ花芒
九月一一日(金)曇 水位まし二百二十日の川が鳴る
九月一二日(土)晴 野に這えて風に負けじと紫苑咲く
九月一三日(日)曇/晴 台風の北へ駆け抜け傷あまた
九月一四日(月)晴 空青く輝く木々の爽やかに
九月一五日(火)晴 青空をはるかにそよぐ秋の雲
九月一六日(水)曇/晴 秋の曇はるか光陰大地へと
九月一七日(木)雨 秋霖の雨音町の音となる
九月一八日(金)雨 爽やかな風朝の風草の風
九月一九日(土)晴 曼珠沙華葉を忘れては溝の淵
九月二十日(日)晴 虫の音のその名その声宵迫る
九月二一日(月)晴 道細く産土までを彼岸花
九月二二日(火)晴 晴れ晴れと爽やかに大空ひらく
九月二三日(水)晴(秋分の日) 曼珠沙華いつもあなたの通る道
九月二四日(木)晴 朝風に夜露ひと粒涙かと
九月二五日(金)雨 いつまでも母の手を振る鳳仙花
九月二六日(土)曇 朝風の心地良くなる九月尽
九月二七日(日)曇 羽雲を空に見つける秋暑し
九月二八日(月)晴 虫の声遠く近くと夜の更ける
九月二九日(火)晴 十六夜の雲の傘さしまん丸く
九月三十日(水)晴 爽やかな朝の大空高く高く

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