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gooブログ「曇りのち晴れ」

たべもの歳時記

俳句たべものダイアリー二0一六年六月

六月 一日(水)晴 心太透けて器の底を見る(心太)
六月 二日(木)晴 話す事忘れ小粒の青山椒(青山椒)
六月 三日(金)曇/晴 さわさわと竹の木蔭に冷茶飲む(冷茶)
六月 四日(土)晴 行儀よくお皿にメロン八つに分け(メロン)
六月 五日(日)雨 さくらんぼいつも最後に種残す(さくらんぼ)
六月 六日(月)曇 苺の実匙で潰して何話そ(苺の実)
六月 七日(火)曇/雨 浅漬けの胡瓜の辛く朝はじめ(胡瓜)
六月 八日(水)晴 枇杷タルト焼けてたっぷりカフェオーレ(枇杷)
六月 九日(木)雨/曇 新茶かと椀にとくとく薫り注ぐ(新茶)
六月 十日(金)晴 奥の間に鮓を待たせて酒一献(鮓)
六月一一日(土)晴 雨上がり冷茶いよよに浅緑(冷茶)
六月一二日(日)晴 茄子焼けば皮の紺増し身のやさし(茄子)
六月一三日(月)雨 玉葱の薄切り浮かべ夕厨(玉葱)
六月一四日(火)晴 鯵干され陽のながながと浜の午後(鯵)
六月一五日(水)曇 帆立焼き殻に柱の筋残る(帆立)
六月一六日(木)曇 サンゴ色薄くも濃くもミニトマト(ミニトマト)
六月一七日(金)晴 水はじき輪切り細切り夏野菜(夏野菜)
六月一八日(土)晴 さくらんぼグラスにひとつフレッシュに(さくらんぼ)
六月一九日(日)晴 洗われてボールに浮かべ若ごぼう(若ごぼう)
六月二0日(月)曇 梅熟し黄梅となれば甘くなり(黄梅)
六月二一日(火)雨 雨傘の置き場に困り水羊羹(水羊羹)
六月二二日(水)曇 帰り道かき氷の旗遠く見え(かき氷)
六月二三日(木)雨 多摩登る鮎の水面の雲の山(鮎)
六月二四日(金)曇/雨 冷奴三種の薬味あれば尚(冷奴)
六月二五日(土)曇 藁ぶき屋根待つ人もなくさくらんぼ(さくらんぼ)
六月二六日(日)曇/晴 蟹の爪割れば話の弾み出す(蟹)
六月二七日(月)晴 鰻飯重の隅までタレ染みる(鰻飯)
六月二八日(火)雨 真昼時もりそばざるそば冷やしそば(冷やしそば)
六月二九日(水)曇 なんでまた取っては滑る水羊羹(水羊羹)
六月三十日(木)曇 らっきょ漬け瓶の底から掻き混ぜる(らっきょ漬け)

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