gooブログ「曇りのち晴れ」

曇りのち晴れ

俳句ダイアリー二0一四年七月

七月 一日(火)曇 梅雨曇り戻らぬ月日カレンダー
七月 二日(水)曇 松原の蔭昼顔の波を呼ぶ
七月 三日(木)曇 葉桜のベンチに息をつく五叉路
七月 四日(金)雨/曇 変わり行く町をみどりの草の雨
七月 五日(土)雨 夏の雨落ちて大地の海までも
七月 六日(日)曇 明け来れば捩じれて開く仏桑花
七月 七日(月)雨(七夕)花落ちて何時の間にやら蟻の列
七月 八日(火)晴/曇 朝風の若葉に落とす名残り雨
七月 九日(水)雨 梅雨長く届かぬ手紙読み返す
七月 十日(木)曇 嵐呼ぶ黒雲低く町薄暑
七月一一日(金)曇 駆け抜ける暴風突破夏嵐
七月一二日(土)晴 梅雨明ける地球の廻る太陽系
七月一三日(日)晴 朝風の陽を呼ぶ声に日々草
七月一四日(月)曇 一本の古木にのうぜんかずらあり
七月一五日(火)晴 梅雨明けてビルのプリズム大都会
七月一六日(水)晴 バス停の列へ加わる夏手袋
七月一七日(木)晴 陽の昇り迫る大空汗にじむ
七月一八日(金)曇 見えずともどこかで見てる月涼し
七月一九日(土)曇 日々草雲の隙間の陽を探す
七月二十日(日)曇 山百合の海へと下る川の岸
七月二一日(月)曇(海の日)天気予報あてにならずに海の日来る
七月二二日(火)晴 朝が来る木漏れ陽にみんみんの鳴く
七月二三日(水)晴 行燈の青鬼灯の町に垂れ
七月二四日(木)晴 ダリア活け客人の席つくり待つ
七月二五日(金)晴 夕立の雷を連れ走り去る
七月二六日(土)晴 くるまって朝まで眠る仏桑花
七月二七日(日)晴 夜が夜呼んで夜毎の明け早し
七月二八日(月)晴 陽の強く梢を弾く蝉の声
七月二九日(火)晴 夢の跡向日葵開き種落とす
七月三十日(水)晴 蝉の朝命の叫び繰り返す
七月三一日(木)晴 寝付かれず夜明けを待てぬ蝉の殻

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