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曇りのち晴れ

俳句ダイアリー二0一九年一月

一月 一日(火)晴 初鳥の声澄みわたり空へ空へ
一月 二日(水)晴 二日正月空へ未来の声はしる
一月 三日(木)晴 三日正月巡る地球に朝が来る
一月 四日(金)晴 しののめに光りの指して今朝の春
一月 五日(土)晴 九州に自信の知らせ年はじめ
一月 六日(日)晴 出初式晴れて梯子の江戸半被
一月 七日(月)晴 今朝晴れて続く大空松七日
一月 八日(火)晴 子等走る銀杏落葉を踏み飛ばし
一月 九日(水)晴 寒に入り見の引き締まる朝の内
一月 十日(木)晴 宝船いよよ今年の船出の日
一月一一日(金)晴 目出度さもそろそろしまい鏡割り
一月一二日(土)曇 寒の水蛇口を強く絞めなおす
一月一三日(日)曇 初雪の大地を知らず風に溶け
一月一四日(月)晴(成人式) 成人式振袖並ぶ写真館
一月一五日(火)晴 小正月晴れて心の雲の去り
一月一六日(水)晴 松明けて人足早に路地曲がる
一月一七日(木)晴 寒の空乾いた肌に鴉鳴く
一月一八日(金)晴 角々を山茶花時雨宵あかり
一月一九日(土)晴 霜枯のテラスの隅を影伸びる
一月二十日(日)晴 陽の影を垣の狭間に雪中花
一月二一日(月)晴 唐梅の見ている方に赤子泣く
一月二二日(火)晴 乾っ風涙を忘れ闇に鳴く
一月二三日(水)晴 着ぶくれて地下鉄の駅辿り着く
一月二四日(木)晴 小壺まだ片しそびれて寒菊枯る
一月二五日(金)晴 裏書かず絵馬下げ破魔矢奥座敷
一月二六日(土)晴 山茶花の似合う都会の路地曲がる
一月二七日(日)晴 神社まで飾納めに嫁の顔
一月二八日(月)晴 寒晴れの朝陽が伸びる部屋の隅
一月二九日(火)晴 極寒の高層ビルの建ち昇る
一月三十日(水)晴 水仙に朝陽が当たる粛々と
一月三一日(木)曇 山茶花の垣根より来る僧二人

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