七月 一日(水)曇/晴 轟々と通り唸らす青嵐
七月 二日(木)晴 空晴れて梅雨雲去れば胸を張る
七月 三日(金)晴/曇 コロナ禍に豪雨の恐れ梅雨の朝
七月 四日(土)雨/曇 梅雨空に行き交う人の白マスク
七月 五日(日)晴 梅雨晴れ間ビニールシートの投票場
七月 六日(月)雨 水の音に草の香とけて螢飛ぶ
七月 七日(火)曇/雨 七夕の雲の浮波雨の色
七月 八日(水)曇/雨 風が鳴る轟々とどこかで雷
七月 九日(木)曇/雨 むしむしと梅雨前線停滞中
七月 十日(金)曇 鰻の日今年は何時か暦見る
七月一一日(土)曇 横風が梅雨空の町吹きすさぶ
七月一二日(日)曇 朝風のなまぬるく吹き蓮開く
七月一三日(月)曇 水草の葉っぱまあるく波の無く
七月一四日(火)雨 梅雨の朝コロナ禍の町湿らせて
七月一五日(水)雨 梅雨前線居座り地球はコロナ戦
七月一六日(木)曇 人の世の儚く脆く合歓の花
七月一七日(金)雨 紫陽花が迎える雨の石畳
七月一八日(土)雨/曇 小雨降る朝の東京梅雨明けず
七月一九日(日)曇 明易し言うは易くも更ならず
七月二十日(月)曇/晴 すくと伸び空をもたげる日輪草
七月二一日(火)曇/晴 鰻屋に煙も立たないウイズコロナ
七月二二日(水)雨/晴 朝風のあるを知らせる水葵
七月二三日(木)雨 大粒の雨に抉られ夏の土
七月二四日(金)曇 風鈴の軽い音色の首都コロナ
七月二五日(土)晴 この夏があの夏と成れ蝉時雨
七月二六日(日)晴 蝉の声止めば大粒の雨音
七月二七日(月)曇/晴 朝の蝉高く低くと鳴き始め
七月二八日(火)曇 雨色の雲押しのけて夏木立
七月二九日(水)曇 長梅雨の朝のニュースは感染症
七月三十日(木)曇 命あるものの燃え立つ蝉の朝
七月三一日(金)曇/晴 晩夏など信じられなく夏続く
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