gooブログ「曇りのち晴れ」

たべもの歳時記

俳句たべものダイアリー二0一七年三月

三月 一日(水)晴 菱餅の季節を写し御嫁入(菱餅)
三月 二日(木)曇/雨 貝殻の上か下かと浅利汁(浅利汁)
三月 三日(金)晴 色淡く季節に染まるひなあられ(ひなあられ)
三月 四日(土)晴/曇 蛤の汁香りくる殻二枚(蛤)
三月 五日(日)曇 蓬餅どこかなつかし里の山(蓬餅)
三月 六日(月)曇/晴 草青む田楽のみそ甘きほど(田楽)
三月 七日(火)曇 焼きさざえ蓋を取るにも得手不得手(さざえ)
三月 八日(水)曇 幼子のすすめられてるお白酒(白酒)
三月 九日(木)曇/晴 野を走り見付けて嬉し三つ葉芹(三つ葉芹)
三月 十日(金)曇/晴 椀盛りの白魚の朝箸忙し(白魚)
三月一一日(土)曇/晴 一人より二人で啜る蛤汁(蛤)
三月一二日(日)曇/晴 酢のきいたもずくが出れば宵の酒(もずく)
三月一三日(月)曇/雨 塩抜きの若布青々台所(若布)
三月一四日(火)曇/雨 藁解き目刺しの細く背の青し(目刺し)
三月一五日(水)雨 水清く清ければ根山葵辛く(根山葵)
三月一六日(木)晴 姿見を待てず釣り人桜鯛(桜鯛)
三月一七日(金)晴(彼岸入り) 浅利汁潮引く浜の大漁籠(浅利汁)
三月一八日(土)晴 浅葱を小葱と称し蕎麦の昼(浅葱)
三月一九日(日)曇/晴 花菜漬けいつも決まって焼酎割り(花菜漬け)
三月二十日(月)晴(春分の日) 早蕨の香りほんのり蕎麦湯飲む(早蕨)
三月二一日(火)曇 アスパラガスのっこり青く揃えられ(アスパラガス)
三月二二日(水)晴 卵とじ韮の辛さに宵迫る(韮)
三月二三日(木)晴/曇(彼岸明け) とんとん拍子に変わり行くのか白子干し(白子干し)
三月二四日(金)曇/晴 何くわぬ顔で蓋取る蜆汁(蜆汁)
三月二五日(土)晴/曇 春苺温室育ちか島っ子か
三月二六日(日)雨 茗荷竹薬味に加え八割そば
三月二七日(月)雨 あどけなく金の焼き色春鰯
三月二八日(火)晴 明日葉の衣半面裏表
三月二九日(水)晴 小気味よく朝仕始まる春キャベツ
三月三十日(木)晴 花菜漬け小さな朝の贈り物
三月三一日(金)曇 朝晴れて小さな葉っぱ山椒の芽(山椒の芽)

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