gooブログ「曇りのち晴れ」

たべもの歳時記

俳句たべものダイアリー二0一七年二月

二月 一日(水)曇/晴 ずわいがに鋏の肉の酢に開く(ずわいがに)
二月 二日(木)晴 白葱を薬味にたっぷり夜更け蕎麦(白葱)
二月 三日(金)晴(節分) 朝晴れてカキ雑炊のさめぬうち(カキ)
二月 四日(土)晴(立春) 木の芽のせ酢味程よくカルパッチョ(木の芽)
二月 五日(日)曇/晴 キッチンの朝浅利汁鍋鳴らす(浅利汁)
二月 六日(月)晴 ブロッコリー莟に朝を知らされる(ブロッコリー)
二月 七日(火)晴 三つ葉芹茎を結んで今日の幸(三つ葉芹)
二月 八日(水)曇 草の芽の銭か目玉か名はこごみ(こごみ)
二月 九日(木)曇/雨 春菊の目に青々とまず小鉢(春菊)
二月 十日(金)曇/雨 若芽和え木の芽草の芽地の目覚め(若芽和え)
二月一一日(土)雲(建国記念日)椀啜る箸に汐の香若布汁(若芽汁)
二月一二日(日)晴 菜の花和え黄色の莟風さやか(菜の花和え)
二月一三日(月)晴 浅利汁啜れば椀に殻の音(浅利汁)
二月一四日(火)晴 バレンタインデーチョコの棚からチョコが消え(バレンタインデーチョコ)
二月一五日(水)晴 店先に駅の人波春苺(春苺)
二月一六日(木)晴 焼き海苔をパリッとかんで今日の空(海苔)
二月一七日(金)曇/晴 菜の花苦みを含む莟和え(菜の花)
二月一八日(土)曇/晴 三つ葉芹茎結ばれてすまし顔(三つ葉)
二月一九日(日)曇/晴 八朔を半分木蔭に鳥の餌(八朔)
二月二0日(月)曇/晴 蕗の薹誰が見つけた跡だろう(蕗の薹)
二月二一日(火)晴 噛み締める独活の酢味噌の素っ気なさ(独活)
二月二二日(水)晴 朝の声蕨目覚めて這い出すぞ(蕨)
二月二三日(木)雨/曇 妙薬と肝に銘じて蜆汁(蜆汁)
二月二四日(金)曇 番傘の下に草餅土産茶屋(草餅)
二月二五日(土)曇/晴 雛あられお下げに編んで女の子(雛あられ)
二月二六日(日)晴/曇 うぐいす餅ちょこんと和柄の皿の上(うぐいす餅)
二月二七日(月)曇 ちりめんの朝を昨日と変わりなく(ちりめん)
二月二八日(火)晴 尻尾まで焦げぬうちにと目刺し焼く(目刺し)

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