gooブログ「曇りのち晴れ」

曇りのち晴れ

俳句ダイアリー二0一四年十一月

十一月 一日(土)曇 朝寒の珈琲熱く湯気のぼる
十一月 二日(日)曇 陽の落ちて秋の書斎にペンを置く
十一月 三日(月)晴(文化の日)読みかけたページの栞文化の日
十一月 四日(火)晴 肩すぼめ朝のキッチンそぞろ寒
十一月 五日(水)曇 晩秋の木々の燃えだす朝の声
十一月 六日(木)曇 灯火の切なく冷える明け鴉
十一月 七日(金)晴(立冬)ガスの火に硝子のくもる冬初め
十一月 八日(土)曇 目黒川桜紅葉の岸歩く
十一月 九日(日)曇 多摩川を挟み岸部の冬紅葉
十一月 十日(月)晴 キッチンに始まる朝の冬ぬくし
十一月一一日(火)曇 一年の季節を巡り冬に入る
十一月一二日(水)曇 ビル風が落ち葉を散らす石畳
十一月一三日(木)晴 枯尾花風にさからい意地を張る
十一月一四日(金)晴 夫には夫の言い分落葉焚
十一月一五日(土)晴 七五三家族で派手な記念写真
十一月一六日(日)晴 朝晴れて冬めく空の乾く青
十一月一七日(月)晴 朝の空晴れて冬めく三軒茶屋
十一月一八日(火)晴 今朝の冬不意を衝くかにケトル鳴く
十一月一九日(水)晴 幼子の声に桜の紅葉散る
十一月二十日(木)曇 空低く町が寝息に包まれて
十一月二一日(金)晴 冬陽入るポットの湯気に影つくり
十一月二二日(土)晴 踏む音を停め夕陽と散る紅葉
十一月二三日(日)晴(勤労感謝の日)一本の標の下の小六月
十一月二四日(月)晴/曇 朝の水冷たさかすか肩すくむ
十一月二五日(火)曇/雨 ビルの裏狭き抜け道花八手
十一月二六日(水)雨 朝時雨けむる硝子にしずく落つ
十一月二七日(木)晴 いつまでも忘れられずに冬うらら
十一月二八日(金)晴 散る銀杏樹齢の声のこだまかと
十一月二九日(土)曇 傍らに灯る山茶花駐車場
十一月三十日(日)晴 冬うらら一度の今を過去未来

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