gooブログ「曇りのち晴れ」

たべもの歳時記

俳句たべものダイアリー二0一五年七月

七月 一日(水)雨 水菓子を冷やして今日が動き出す(水菓子)
七月 二日(木)曇/雨 夏豆の塩加減ほど雨しとど(夏豆)
七月 三日(金)雨 手に乗せて熟したプラムの香り良し(プラム)
七月 四日(土)曇/雨 南国の香りの甘くバナナ焼く(バナナ)
七月 五日(日)雨 酸っぱさも甘く円熟李の実(李の実)
七月 六日(月)雨 水羊羹届き夕べの陽の長し(水羊羹)
七月 七日(火)雨/曇(七夕) 素麺を啜れど昼の雨やまず(素麺)
七月 八日(水)曇 降り出した雨の音はとさくらんぼ(さくらんぼ)
七月 九日(木)曇 新枝豆篭に冷まして宵を待つ(新枝豆)
七月 十日(金)曇 鮨皿にガリを残して茶を啜る(鮨)
七月一一日(土)曇 雨垂れの午後焼き上がるバナナ菓子(バナナ)
七月一二日(日)晴 年を経て口癖となる心太(心太)
七月一三日(月)晴 オリーブと酢を混ぜハーブのスパイスを(オリーブの実)
七月一四日(火)晴 冷奴喉越しの良く朝餉済む(冷奴)
七月一五日(水)晴 早桃?き静かに朝が動き出す(早桃)
七月一六日(木)曇 三角の西瓜トンガリ陽の長し(西瓜)
七月一七日(金)曇 口ごもるだけでは寂し冷素麺(冷素麺)
七月一八日(土)曇 冷し中華辛しを効かせ昼日中(冷し中華)
七月一九日(日)晴 パインほど太陽近く元気な子(パイン)
七月二0日(月)晴 サングリア冷し今宵の暑気払い(サングリア)
七月二一日(火)晴 マンゴーのケーキの焼けて夕焼ける(マンゴー)
七月二二日(水)晴 ザっくりとパイン二つに午後長し(パイン)
七月二三日(木)曇 アイスまで溶けて悩みの雲晴れず(アイス)
七月二四日(金)曇/晴 西瓜切る二倍が二倍板の上(西瓜)
七月二五日(土)曇 素麺を泳がす硝子に空の海(素麺)
七月二六日(日)晴 氷水飲み干し今日の元気でる(氷水)
七月二七日(月)晴 香草の苦みの美味く朝晴れる(香草)
七月二八日(火)曇 路地裏の鰻屋の開く夕間暮れ(鰻)
七月二九日(水)曇/晴 西瓜食むただそれだけに一心に(西瓜)
七月三十日(木)曇/晴 梅干しの粥を啜れば風の入る(梅干し)

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