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曇りのち晴れ

俳句ダイアリー二0一七年四月

四月 一日(土)雨 あどけなく莟のうるむ花の雨
四月 二日(日)雲 雲間より少しほころぶ五分ざくら
四月 三日(月)晴/曇 連翹に垣のブロック割れ古む
四月 四日(火)雲/晴 花の道少しのんびりサイクリング
四月 五日(水)雲/晴 花あかり古さを語る門の奥
四月 六日(木)雲/晴 今日の花あすは北上風まかせ
四月 七日(金)雨/曇 ひと粒の雨にひとひら名残り花
四月 八日(土)曇 一本の木あり桜であれば山
四月 九日(日)雲/晴 小雨降る街の片隅桜冷え
四月 十日(月)雲/晴 花とある兵士を偲ぶ花吹雪
四月一一日(火)雨 砕け散り空から落ちる花の雨
四月一二日(水)曇 雲ゆきの気がかりな朝雪柳
四月一三日(木)晴 花の丘登れば花の屋根・筵
四月一四日(金)晴 朝晴れて桜の風のうらうらら
四月一五日(土)晴 花の空坂を登れば雲の橋
四月一六日(日)晴 忘られぬ面影と消え花吹雪
四月一七日(月)雲/晴 夕ぐれて鐘の音を聞く花の蕊
四月一八日(火)曇 通り行く人空写し名残り花
四月一九日(水)晴 ところどころに花の屑つもってる
四月二十日(木)晴 ささ風に忘れ貝かと母子草
四月二一日(金)曇/晴 夜の風に塗り変えられて花の蕊
四月二二日(土)曇 春光の曙しろく宵あかし
四月二三日(日)晴/曇 夕朧くれてほんのり町あかり
四月二四日(月)曇/晴 春うらら午後の空白忘れ物
四月二五日(火)曇/晴 葉の音かさえずる朝のうすけぶり
四月二六日(水)曇 霞む空爪をかばって朝支済む
四月二七日(木)曇/晴 朝風の心地よくなり鳥帰る
四月二八日(金)晴 そよ風が朝陽散りばめ聖五月
四月二九日(土)晴(昭和の日) 桶の裏みみず見つけて大あわて
四月三十日(日)晴 たんたんと過ぎる日常春の虹

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