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曇りのち晴れ

俳句ダイアリー二0一七年十二月

十二月 一日(金)曇 気が付けば商店街はクリスマス
十二月 二日(土)晴 精霊の雲までとどけシクラメン
十二月 三日(日)晴 冬ざれた都会見下ろす最上階
十二月 四日(月)晴 聖樹へと人は集まり夢探す
十二月 五日(火)晴 ところどころルージュを点すポインセチア
十二月 六日(水)晴 冬うらら小さな宝石箱開ける
十二月 七日(木)晴 何光年つかめば消える冬銀河
十二月 八日(金)晴 聖樹へと午前零時の星が降る
十二月 九日(土)晴 ぽろぽろり銀杏落葉の光り飛ぶ
十二月 十日(日)晴 いつまでもサンタを待ってアドベント
十二月一一日(月)晴 ポインセチア時の鐘まで早廻り
十二月一二日(火)晴 極月の朝の空気の乾くほど
十二月一三日(水)晴 天よ地よ万物に祈り年歩む
十二月一四日(木)晴 地の眠り天の見守る冬うらら
十二月一五日(金)曇 商店街目覚めの遅く朝の冷え
十二月一六日(土)晴 夕ぐれの柊風をよせつけず
十二月一七日(日)晴 冬銀河未来の記憶探してる
十二月一八日(月)晴 棘のある柊星の見張り番
十二月一九日(火)晴 ジングルベル商店街に鳴り響く
十二月二十日(水)晴 整然と極月の朝木立照る
十二月二一日(木)晴 一年の埃を落とし年の暮
十二月二二日(金)曇/晴 この一年この一枚の古暦
十二月二三日(土)晴(天皇誕生日) 息白く綿の羽根着て今日祝す
十二月二四日(日)曇/晴(イブ) 聖夜来て今宵は夢の玉手箱
十二月二五日(月)晴(クリスマスイブ) 聖夜祭いつも笑顔に支えられ
十二月二六日(火)晴 枯葉笛後から鳥の鳴き始め
十二月二七日(水)晴 数え日の心骨となれ血潮なれ
十二月二八日(木)晴 一本の竹の節目と年尽きる
十二月二九日(金)晴 飾売り電球ひとつ軒並ぶ
十二月三十日(土)晴 幼子の声する屋台年の市
十二月三一日(日)曇/晴 ふるさとの今は昔と大晦日

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