gooブログ「曇りのち晴れ」

曇りのち晴れ

俳句ダイアリー二0一四年四月

四月 一日(火)晴 満開の年輪を積むさくら道
四月 二日(水)晴 花の枝に届く掌風さやか
四月 三日(木)曇 折々の声年輪に花ぐもり
四月 四日(金)曇 囀りに耳をすませば葉の目覚め
四月 五日(土)晴 空晴れて花の週末風すがし
四月 六日(日)曇/雨 落椿何も知らずに踏む雀
四月 七日(月)晴 古びれて木戸の片隅花馬酔木
四月 八日(火)晴 散る花を水面に残し朝晴れる
四月 九日(水)晴 一齣の花の記憶を繰り返し
四月 十日(木)晴 朝風がゴールを探し花の蕊
四月一一日(金)晴 桜漬けほんのり朝の冷蔵庫
四月一二日(土)晴 花日記終わり未来の予定表
四月一三日(日)曇 フィナーレは束の間の夢花吹雪
四月一四日(月)曇 散る花を風が空へと吹き飛ばす
四月一五日(火)晴 水温み朝を知らせる池の魚
四月一六日(水)晴 花前線雲につれられ北へ発つ
四月一七日(木)晴 花蕊を降らせトンから風の庭
四月一八日(金)曇 忙しさに朝仕手早く水温む
四月一九日(土)晴 ストーブを納めきれずの花の蕊
四月二十日(日)曇 自転車を降りてそぞろに青き踏む
四月二一日(月)曇/雨 春風が叩く小さな朝のドア
四月二二日(火)晴 春雨の上がれば小枝の芽から葉に
四月二三日(水)晴 春ショール首にぐるぐる朝の駅
四月二四日(木)晴 囀りに言葉返せば風と去る
四月二五日(金)晴 朝風と万葉の声を力に
四月二六日(土)晴 見上げれば雲雀鳴く鳴く枝を探し
四月二七日(日)曇 春昼の塗り替えられた木のベンチ
四月二八日(月)曇 雲移り幾年生くる初燕
四月二九日(火)曇(昭和の日)夏近し駅までの足取り軽く
四月三十日(水)曇 どんよりと何か騒がし四月尽

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