gooブログ「曇りのち晴れ」

たべもの歳時記

俳句たべものダイアリー二0一九年三月

三月 一日(金)曇 萵苣ほぐし葉色朝含む(萵苣)
三月 二日(土)晴 七色にガラスの器雛あられ(雛あられ)
三月 三日(日)雨/曇 稚児の頬染めてこの日のお白酒(お白酒)
三月 四日(月)雨 口に溶け虹に染められ雛あられ(雛あられ)
三月 五日(火)晴 今朝の晴れ若布ボールに泳がせる(若布)
三月 六日(水)曇 薇の伸びてねんねこ手を開く(薇)
三月 七日(木)晴 薇を摘みにげんこつ山探す(薇)
三月 八日(金)晴 明日葉の摘みたてパリッと天婦羅籠(明日葉)
三月 九日(土)晴 春菜摘むローカル線に列車行く(春菜)
三月 十日(日)晴 明日葉があればあしたがあるものさ(明日葉)
三月一一日(月)晴 我が姿いつも幼子蓬摘む(蓬)
三月一二日(火)晴 春苺妻の顔して聞き流す(春苺)
三月一三日(水)晴/曇 三つ葉芹輪っかに結び仲直り(三つ葉)
三月一四日(木)晴 胡麻豆腐ちょこんと乗せて山椒の芽(山椒の芽)
三月一五日(金)晴 まだ少し残る菓子箱雛あられ(雛あられ)
三月一六日(土)曇 いろは歌覚えて忘れ嫁菜飯(嫁菜飯)
三月一七日(日)晴 草餅に餡をたっぷり手土産に(草餅)
三月十八日(月)晴 蕗の芽の籠に飾られ摘み草御膳(蕗の芽)
三月十九日(火)晴 お萩など二つ食べれば刻過ぎる(お萩)
三月二十日(水)晴 何となく桜のケーキ買ってみる(桜のケーキ)
三月二一日(木)曇(春分の日) 店先にぼってりおはぎ和菓子店(お萩)
三月二二日(金)晴 桜餅どうやら開花始まった(桜餅)
三月二三日(土)晴 花御膳蛇笏龍太の句が聞こえ(花御膳)
三月二四日(日)晴 甲斐の路のワインで乾杯春の豆(春の豆)
三月二五日(月)晴 桜漬けワインに浮かせ花を待つ(桜漬け)
三月二六日(火)曇 春大根おろし金にもやんわりと(春大根)
三月二七日(水)晴 浅利汁殻を鳴らして椀に盛る(浅利汁)
三月二八日(木)晴/曇 白魚のむらさき薄む瞳寄せ(白魚)
三月二九日(金)曇 桜餅葉まで食べるか食べないか(桜餅)
三月三十日(土)曇 今昔をつぶつぶ米の道明寺(道明寺)
三月三一日(日)曇 桜茶のパック見つけて胸弾む(桜茶)

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