gooブログ「曇りのち晴れ」

たべもの歳時記

俳句たべものダイアリー二0一四年十二月

十二月 一日(月)曇/雨 掘り出せば蓮根に明日を急かされて(蓮根)
十二月 二日(火)晴 噴く泡に釜揚うどん麺が浮く(釜揚うどん)
十二月 三日(水)晴 マグカップ取っ手の熱くホット珈琲(ホット珈琲)
十二月 四日(木)曇 名物と牡丹鍋出す沢の宿(牡丹鍋)
十二月 五日(金)晴 牡蠣鍋の湯気ふき妻の席に着き(牡蠣鍋)
十二月 六日(土)晴 オレンジを乗せればフルーツ大盛りケーキ(オレンジ)
十二月 七日(日)晴 制服の加わる列の今川焼(今川焼)
十二月 八日(月)晴 磯の香の殻より牡蠣の身の締まる(牡蠣)
十二月 九日(火)晴 薄っすらと銀に紅色鮃刺し(鮃)
十二月 十日(水)晴 大根の葉っぱ切られて商店街(大根)
十二月一一日(木)曇 商店街世界中から聖菓来る(聖菓)
十二月一二日(金)曇 とん汁にぐつぐつ甘く朱の人参(人参)
十二月一三日(土)晴 熱燗の喉ごし甘くおちょぼ口(熱燗)
十二月一四日(日)晴 鍋囲みたれはどれかと大騒ぎ(鍋)
十二月一五日(月)晴 ひともじを刻む音止め何でまた(ひともじ)
十二月一六日(火)晴 冬野菜かめばかむほどほろ甘し(冬野菜)
十二月一七日(水)晴 朝の陽の伸びるキッチンみかん剥く(みかん)
十二月一八日(木)晴 鮭そぼろ忙しく朝の粥にかけ(鮭)
十二月一九日(金)晴 冬苺赤い実のなかお姫様(冬苺)
十二月二0日(土)曇/晴 しんしんと小雨の朝に蜜柑剥く(蜜柑)
十二月二一日(日)曇 ケーキにも溢れるほどの冬苺(冬苺)
十二月二二日(月)晴 熱燗に膝を崩して夫婦酒(熱燗)
十二月二三日(火)晴(天皇誕生日) 香るほど酸味の強く冬橘(冬橘)
十二月二四日(水)晴 冬の鯛ワイングラスを傍らに(冬の鯛)
十二月二五日(木)晴(聖誕祭) 聖菓焼く宵のキッチン忙しなく(聖菓)
十二月二六日(金)晴 卵雑炊遠きほど心は近く(卵雑炊)
十二月二七日(土)晴 悔んだり惜しんだりしてシチュー鍋(シチュー)
十二月二八日(日)晴 煮ても良し左鮃の右鰈(鮃)
十二月二九日(月)曇 一言で辛さの沁みる白菜漬け(白菜)
十二月三十日(火)晴 湯気のぼる鍋におでんの夕厨(おでん)
十二月三一日(水)晴 人参をミキサーにかけパテ作り

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