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俳句ダイアリー2012年12月

俳句ダイアリー二〇十二年十二月

十二月 一日(土)晴 師走来て忘れたはずの手紙来る
十二月 二日(日)晴 木枯しの鳴くビル街の摩天楼
十二月 三日(月)曇 朝時雨商店街へ衿を立て
十二月 四日(火)雨 冬の雨こころもとなく朝仕済む
十二月 五日(水)晴 ポインセチア銀座の路地を飾る頃
十二月 六日(木)晴 雲のなく木々より歌を聞く小春
十二月 七日(金)晴 黄葉の散る相聞の陽の内に
十二月 八日(土)晴 木漏れ陽を木枯し吹けば散り散りに
十二月 九日(日)晴 うららかに枯葉落葉の日曜日
十二月 十日(月)晴 霜の朝微かな音と陽に溶けて
十二月十一日(火)晴 刻と散る紅葉人工の小川へと
十二月十二日(水)晴 足元の枯葉踏み越え広小路
十二月十三日(木)晴 陽の恵み残る葉にうけクリスマス
十二月十四日(金)晴 クリスマス祈りを込めて星飾る
十二月十五日(土)曇 我家の灯年の瀬の町の片隅
十二月十六日(日)晴 冬晴れの雲の彼方を風に聞く
十二月十七日(月)雨 冷たさを胸裏に秘めて朝の雨
十二月十八日(火)晴 カーテンを開けて天気は冬うらら
十二月十九日(水)晴 忙しなく師走の風が町の空
十二月二十日(木)晴 懐しさ急かされ師走町の朝
十二月二一日(金)晴(冬至) 闇の声刻の狭間へ去る冬至
十二月二二日(土)雨 いつまでも記憶を探す冬の雨
十二月二三日(日)曇 政権の二転三転銀杏散る
十二月二四日(月)晴(イブ) 齢なくジングルベルの町あかり
十二月二五日(火)晴(聖誕祭) イルミネーション駅へサンタの滑走路
十二月二六日(水)晴 鍋の蓋あけて湯気立つ笑顔わく
十二月二七日(木)晴 冬晴れの空が遠くで泣いている
十二月二八日(金)曇 駅前の人足早やに年の暮 
十二月二九日(土)晴 極月の空晴々と吾とあり
十二月三十日(日)晴 年の暮小雨に木々の皮晒す
十二月三一日(月)晴 十七文字言葉を刻み年歩む

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